とにかく楽しかった夜。
白山の「ヤムヤムカデー」に集まった、主にメディア、執筆関係の友人達。その中にカレーの人がちょっといる感じが面白かったんだよね。
カレーですよ。
こういう集まりには珍しく、わたしが一番乗り。お店に入ると古積先生が楽しくおいしい料理を準備してくれていました。
三々五々集まってきた皆さんと、さて、始めましょうかね。
それで、思わず笑ってしまったのが「お通し」。
「前菜はこれね!」と古積先生も笑いながらセッティングしているこれ、ブリヤニです。
おやおや、ひとつ目の料理が主食!(笑)これは楽しいなあ。おもしろいなあ。そしてとてもおいしいんだよね。
きちんと強くキャラクターを持ってるおいしい炊き込みご飯で、楽しいことにひとりひとつづつ、ちゃんとうずらの卵のゆで卵が乗っている。グレイヴィも。ああ、芸が細かいなあ。ブリヤニにはゆで卵、を手抜きなく実践されているのが素晴らしいねえ。いきなりワクワクさせられます。
お次はこれがいい酒の肴。
砂肝と玉ねぎをカラピンチャを入れて炒めてある炒め物。いや、これ旨い。
砂肝のプリプリ加減に悲鳴が上がります。
あとはもうカウンターテーブルにある料理をご自由に、のスリランカホームスタイル。これがとても好きです。
マッシュポテト的な水分量のダール、いや、パリップだね。おいしいなあ。
ポルサンボールもコラサンボールもかけすぎなくらいごはんにかけて食べてしまいます。
ナスのモージュはちょっとおかわりが止まらないおいしさで、なんだか困ってしまう。いやーこれ、瓶詰めにして桃屋のごはんですよの隣に置いたら飛ぶように売れると思うよ。
炒め煮になっているワッタッカー(かぼちゃ)にスリランカでのつらい思い出が蘇り思わず古積先生に「ひと月ワッタッカーとボーンチばっかり食べさせられた!」と訴えてみたりね(笑)
とにかく自由に盛り付けて、かけて、混ぜて、自分の皿の上で自由にして食べるんです。
お酒もおしゃべりも進んで時間がさらさらと流れてゆきます。こういう感覚は久しぶりだな。
本当に面白かったのが、どうも皆さんのテンションが高い感じがするところ。でも、それはわたしも同じ。顔を合わせて人としゃべってという大切な行為を久しぶりにしているから。なんとも幸せな時間がさらさらと流れてゆきました。
打ち解けた空気と知人達とお喋りする楽しさ、豊かさでいろいろなものが溢れ出そうになりました。
できることはすべてやって、それでも人と会うことを諦めないでいないといけないと思う。
そこに必ずなにかがあるしなにかが残るから。