カレーですよ4536(柏 カレーの店 ボンベイ本店)コルマ。ボンベイのコルマ。

柏市民にとっては当然と言える話なのですが、柏住民以外、カレーマニアの人間たちにとっても柏には特別な店があります。これを読んでいるあなたならご存知のはずです。

 

 

カレーですよ。

 

 

柏には本当に多くの優秀なカレー専門店、もしくは優秀なカレーを出す飲食店がかなりの数、存在します。それを知ったのは、フリーペーパー「かしわカレー図鑑」を見てからでした。

「かしわカレー図鑑」はフリーペーパーという括りで簡単にわけてしまうのはもったいない、非常に美しく、上質な冊子です。本としてのデザインに気持ちのいいこだわりがきちんとある良いもので、わたしもそのファンの一人。わたしにはない切り口と優しい語り口で柏のカレーの数々を教えてくれます。

その柏のカレーたちの中でもひときわその名も高い有名な看板が、

 

「ボンベイ本店」

 

通称「柏ボンベイ」は特別なお店なのです。

デリー、1956年創業。ボンベイ、1968年創業。柏のボンベイ創業者、鈴木シェフはデリーで腕を磨き独立してボンベイを創立しました。デリーの創業からわずか12年目のことです。デリーの歴史の中でもごく初期での独立でした。以来52年の歩みの中で柏に根を張り、市民から愛され、50年目での都内進出も果たしました。恵比寿の「東京ボンベイ」にはわたしも感激させられました。

そういうストーリーももちろん知っていますけどわたしはただのお客であるわけで、したり顔でこんな話をするよりもただもう柏ボンベイのカレーライスが食べたいだけなんです。みんなそうだと思います。そっちの方が大事だもの。お客なんてそんなものよ。わたしのことですけどね。

さて、きょうはどうするかと考えましたけど久しぶりにボンベイの、

 

「コルマカレー」

 

を食べてみようという気分になりました。ご存知の方はご存知、わたしは根っからのコルマ党なのですよ。とにかく好きすぎて、もちろん好きなのはうちから一番近い、デリー上野店のコルマで。

コルマというカレーはなかなか難しいのではないか、といつも思います。それは何が難しいのかというと、味の均一化のこと。玉ねぎ焙煎が調理の大きな部分を占めるコルマカレーは玉ねぎの産地、季節で結構味が変わってしまうという話を聞いたことがあります。田中社長からだったかしら。その変化を捉えて味のブレが出ないように秘術を尽くすのがコックさん達の腕の見せ所でもあるわけです。とはいえわたしはそういう変化というものはある程度の範囲の中では楽しみとしてあっていいのではないかとも思っているんですよね。そういうもので季節の変化を感じて面白く思ったりするのは悪くない趣味だとおもいます。

ボンベイのコルマはあのテーブルの上にある酸っぱくて赤くない玉ねぎ、あれを加えて完成だと思っているんですよね。合わせるとなんかバランスがいい。本家より焙煎が軽いのでしょうか、その軽さからの食べやすさ、馴染みやすさがあると感じます。そこにたまねぎアチャールでひとくせ、自分の趣味で個性を加えてやるというね。これが楽しい。たまらんなあ。

コリアンダーの香りがシュッと紛れ込んだのは、きゅうりかな、それともコルマそのものからかしら。とにかく楽しいです。上野じゃない場所で安心してコルマを食べられるのは柏と新川と恵比寿と理解しています。

 

そうそう、ボンベイの美点は白メシなんですよ。これはね、大きな声で言っておきたい。コメが相変わらずばりっと炊けていて小気味良いんです。本当にこれは素晴らしい美点。もしかすると本家より、、(小声)。

このごはんでないとボンベイのカレーの数々の本当のパフォーマンスを引き出せないのではないかと思っているんです。メシはカレーにとって大いに大事なものだからね。こだわってほしいものです。

最後のコーヒーがこれまたきちんと美味しい。感心します。

昔の喫茶店的というか、ちゃんとしたものが出てくるんだよね。チョコレート共々こういうのはとても嬉しいです。受け継がれる伝統はこういうディティールの中に現れると思っています。

 

柏のボンベイ本店が、とても好きだな。

 

 

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