カレーですよ4575(山梨甲府善光寺 サガル ラトナ)山梨甲府に南インドあり。

甲府界隈では貴重な南インド料理店にたまたま行き当たりました。大切にするべきいいお店です。

 

 

カレーですよ。

 

 

戦後最大のカレーブームと言われて久しい現在、しかしそれは当然ながら都市部中心の物言いだと感じています。

メディアでも日本での南インド料理、ケーララやタミルナドゥなどの郷土料理の話が出たりすることも多いですが、それはマスの大きい都市部飲食店の多様性というところから。やはり一般的なインド料理は日本では北インドのパンジャーブ料理が主流だと感じます。

そんな中、東京の南インド料理店の厨房にいたコックさんが山梨甲府で南インド料理のレストランをやってみたいと独立したのがここ。

 

「サガル ラトナ」

 

善光寺駅のそばなんですが商店街の中という感じではない立地です。駐車場があるのがありがたいな。お店の人に聞くと教えてくれます。

お店はなんだか2店舗を繋げたような店内。おもしろい作りです。片側はスナック風、もう片側はながいカウンターがある食堂風でそのカウンターの中に厨房がありました。

メニューを眺めるとドーサやイドゥリもあるし、ちょっと楽しくなってきました。

 

注文したのは、

 

「サウスインドミールス」

 

ランチで1400円、ディナーで1800円。ランチはパラタ、ディナーではプリがつくようで、少し内容も違うらしいです。

このミールスがとてもよかったんだよ。

ノンベジミールスで、ほうれん草のチキンカレー、トマトチキンカレーに定番のサンバル、ラッサム、ダール、ポリヤル、フライドエッグ、トマトチャトニ、マンゴーピックル、パパド、ライス、プリ、ダヒなどがつく充実ぶり。で、どれもみんなおいしいんだ。

うーん、これはたいしたものです。

チキンカレーの2種がとてもよいんです。

特にほうれん草の方が大変に美味しくて、パラックやザーグをわりと自分から積極的に頼まないわたしなんですけど(アタリとハズレの落差が大きい感が植え込まれてしまっているの)これの味には唸らされました。大変に好みです。

マイルドなんですが旨みとメリハリある調味で大変によかったなあ。

ラッサムは刺激抑えめに仕上げてあり、これは地域性からの調整かな、と感じます。そういうのいいと思う。

それもそうですが、そもそもラッサムの味はお店によって個性が出るしメニューとしてのスタイルも幅があるのでその範囲内とも言えるかもしれません。

ダールは手堅く美味しい。ダールが美味しいとなんだかほっとします。サンバルにちゃんとドラムスティックが入るのもポイントが高いしね。ちょっと驚きました。ちゃんとここら辺でも流通してるってことだよね。驚いた。時代が変わってきているのを実感します。

とにかくどれもこれもちゃんとしているなあ、と感心させられました。

特筆はトマトチャトニ。これ実によかったんです。トマトチャトニがついてる自体が嬉しいわけですが、その上ちゃんと美味しくできていてどの料理に合わせても破綻がなく便利で旨い。

いやあ、こりゃあ感心したよ。

目玉焼きが乗ってるのは面白かった。それで、よく合うんだよね、他のおかずに。目玉焼き最強だな。

 

ごはんの追加なども聞いてくれるのもうれしかったですよ。すこしもらいました。

 

ホールの男性よりもコックさんの方が日本語が上手ならしく、おしゃべり好きでもあるようで(でもホールの方も別に日本語がわからないわけではないよ)

ちょっとおしゃべりしたらどうやら東京のニルワナムやナンディニで厨房にいたそうで、社長の噂話や東京の南インドレストランの話で盛り上がりました。

なるほど、この美味しさはコックさんのオリジナルであるとともに都内の名店で腕を磨いたバックボーンも持っていての味か、と納得。甲府にもいいお店ができたねえ。こういういいお店は大事にしなくちゃいけません。

土地柄バターチキンとナーンとは欠かせないようで、そういうメニューも用意されていますけど、山梨の皆さんにおかれましては、いつもの知ってるやつではない、ミールス、ドーサ、ワダ、イドゥリなどの料理を臆せず選んでインド料理の幅や奥行き、楽しさを体感してみるのも楽しいのじゃないかな、と思っています。

とってもいいね、サガル ラトナ。