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千葉にはスリランカのレストランが多いんです。県内のいろいろな場所に点在していて、知らぬ間にそんな感じになっていました。ちょっと探すといっぱい出てきます。
なんでだろうなあ。クルマの仕事がやりやすい土地が安くて東京に近い場所だから？温暖で雪がほとんど降らない気候がスリランカに似てる？
カレーですよ。
わたしのイメージでは四街道、八街あたりが集中する感があるのですが、それだけではないこともわかってきました。
千葉・白井市にあるこのレストラン、
「ランラサ」
もスリランカ料理のお店。
けっこうな車通りの多い街道沿い。古びた建物でちょっと雰囲気がありますね。いや、古びたと言うよりも、スリランカの国旗色に塗り分けられたその色に国旗の色とは違う郷愁的なものを感じたからかもしれないね。
店内は古いレストランの風情で、天井が高いのがいい感じです。天井が高いだけでお店というのは風格が出ると感じます。いい雰囲気のホールにはランチのコアタイムから随分外れた時間なだけに、コックさん兼任の男性がひとりだけ。多分もうそろそろ閉店なのだろうなあ。しかしこころよく、席をすすめてくれました。
さて注文。こういう時は迷わずメニューの一番前に書いてあるやつか、別メニューでイチオシになってるやつを。手間、かかんないはずだから。
遅い時間で申し訳ないなあ、なんてこと思ったのでね。
「ライス&カレー」
のトゥデイズスペシャル。カレーはポークを選んでみました。
出てきた皿を見て目を剥いたよ。ごはんが多い、うわー多いなあ。南アジアの料理は大概ごはんが大盛りなんですが、ここは大盛りを通り越して倍のイメージ。早々に完食を諦めさせるビジュアルです。こりゃあ手強い。とはいえこれも南アジアの料理によくある話でごはん自体が軽いので（日本のごはんほど水分量と粘りが多くないため）食べられてしまったりするんだよね。こわいこわい。
これは、うん、無理だった（笑）
煮物、ワッタッカー（かぼちゃ）のココナッツ煮、、、かと思ったらさつま芋とじゃがいもの組み合わせで甘くしてありました。
「これ、ワッタッカー？」と聞くとコックさんが説明してくれました。これは大変おいしい、いいお味です。
ポークは辛め、深めの味で塩のキメ加減が好みのもの。脂身部分がとてもおいしいいいものでした。ああ、おいしいなあ。
スリランカのポーク使うカレー、好きなんです。
パリップは餡様の粘度と水分の少なさでねっとりくる幸せ。辛さはなし。いいねえ。
他のものと混ぜると相性が良い豆煮込みです。
ポルサンボル、鰹節の香りが濃く、旨味が強いね。サンボルいいよねえ。
ふりかけって好きです。ごはんすすむよね。
うーん、これはなかなかに満足感高いカレー&ライスであるなあ。
お茶がつくんですけどキリテーではなくてジンジャーティーというのがね、またあまり出てこないものでうれしくなりました。この大量のお皿の上の料理に合わせて意味が出てきそうな、消化に良さそうなものです。なんか納得いきます。
ティーバックを突っ込んだカップにフレッシュの生姜の大きな切り身を3枚ほど入れてある素朴なものなんですがこれが実にうまい。家でもまねをしたいぞこれ。
頑張ってというほどじゃないけどいっぱい食べました。が、予想通りやはり食べきれず。持ち帰りとあいなりました。せっかくだからと持ち帰りでワダラッパンを別で買って包んでもらいましたよ。うひひ、うれしい。ワダラッパン、大好物です。プリン類スキなのよ。
コックさん兼ホール担当の彼はにこやかで日本語流暢な感じのいいひとでして。おしゃべりにも付き合ってくれて楽しかった。
のんびりさせてくれて、ありがとう。
