たまたま、たまたまだったのよね。この日は2/1でした。イトーヨーカドーに立ち寄ったのは偶然でした。
カレーですよ。
隣のオーケーストアに行ったついでだったんだよねえ。オーケーとイトーヨーカドーが並んであるの、便利だよなあ。場所は葛西の奥。江戸川のそば。ついでであったのですが、思い出した。いいね、よしよし、思い出した。たしか、カレー店コラボやってたよね、イトーヨーカドー。
どうかな、あるかな、と惣菜売り場に行くと、よし、あったぞ。
おや、お隣にも面白そうなカレーがあるねえ。イトーヨーカドーすごいなあ。夏になったらどうなっちゃうんだ?!
「ナイルレストラン監修 スパイシー!殻付き海老カレー」
たしかナイルレストランとイトーヨーカドーの組み合わせで惣菜売り場に弁当などを展開するのはもう3回目ではなかったかしら。これはなかなかすごいことです。
まずナイルレストラン、老舗です。誰でも知っています。なにしろ日本最古のインドレストランだもの。そういう、伝統もあれば看板もある超有名店が思い切ったなあ、と見ていたのがイトーヨーカドーコラボ1回目。それからちゃんと継続しているのがすごいんだよ。イロモノではなくトライを繰り返してブラッシュアップしてきているわけです。そして、時代的にもああいう味を、ああいうブランドをスーパーマーケットに通うコンシューマーが求めているというわけです。じゃなければ続かない。
面白い時代になったし、そりゃあそういう流れがあれば、ビジネスチャンスありと参入する人たちも増えるでしょう。それをナイルレストランは座して見ているだけではない、というわけです。
隣には「魯珈監修 クミン風ライスの特製ビーフカレー」なんていうのが並びます。これまた驚かされます。まさにこの並びは現在の日本のカレーシーンを端的に表していると言っていいのではないでしょうか。そう言い切りたいね。
ぶつぶつとつぶやいていると不審がられるのでどちらもカゴに入れてさっさと会計を済ませます。さて帰ったらお楽しみ、だよ。
「ナイルレストラン監修 スパイシー!殻付き海老カレー」、レンジで温めますと、グレイヴィはちょいと濃いめ。ココナッツやクリームの強さとトマト、タマネギのバランスがいいものでした。スパイスの香りも強く、高く、とても好感が持てる。クリーミーでゴージャスな感も受けました。おおーこうなるわけだなあ。
そしてグレイヴィの上に浮かぶのが、フライできれいな色が出た殻ごと食べられるソフトシェルシュリンプ。この手のお弁当のエビの中でも群を抜いて味わい良いもので、驚かされました。
甘味と旨味がきちんと感じられるのに感心させられます。グレイヴィのなかにもソフトシェルシュリンプの味わいがほんのりと反映されおり、良い感じ。うむうむ、ちゃんと海老が主役になってるぞ。グレイヴィの差し色になる赤と黄色のピーマンも甘味がたっぷり出ています。
同じくクリームがかかっているんですが、これはレモンを加えたクリームなのだそう。おもしろいねえ、いろいろやってる。
ナイルレストランのカレーと同様、一口目のインパクトよりも食べ進めるうちに止まらなくなる感の方が強い、あの感じがちゃんとあります。あれがあるのはとてもうれしい。なるほどナイルレストランだな。
後味がちゃんとインド料理のそれで、食べ終わった後に、すごい時代になったなあ、とひとしきり感慨を感じました。
これで645円(税込)。上出来だよね。
2月1日(火)までのイトーヨーカドーでの取り扱いでした。最後の最後に滑り込みが間に合ったよ。