山はまだまだ寒いですね。
自分のいつもいる場所、都市部で暮らしているとその場所がスタンダードだとついつい思い込むところがあります。いやいやどっこい、クルマを飛ばしてわずか2時間でたどり着く場所、たとえば山がこれほど環境が違うとは、と驚くこともしばしばあります。わかってるつもりでもいつもそう。そういうのが楽しくてわたしはクルマの遠乗りに出かけて山に入るのです。
それで、このストーブ。
例によってAliExpressで発見しました。あとでたまたま見つけたAmazon.jpでは倍の値段がついていたよ。売り切れてました。
筒型のストーブで、カセットガス使用の手頃な値段のものです。みたことのない形だったのでたちまち気に入ったんだよね。
ちょっと似た部材を見かけた記憶のある、小型カセットコンロのボディをベースにしたと思われるこれ。正直にいうと性能は別にいいと思っていたんですよ。ただもう形が気に入ったのです。ストーブってのが好きなんであります。
「ポータブル2-in-1ガスヒーター」
という名前です。越境ECの常で正式名称はよくわからなくて検索対応のタイトルから抽出。
箱にアマゾンそっくりのデザインでアントンと書いてありました。それがちょっとおもしろくて、気に入って「アントンストーブ」と呼んでいます。
実に簡単な作りで、それはそれで悪くないもの。
よくあるコンロのように横位置にカセットガスの扉がついているのですが、実はボディ底面がCB缶のレギュラーサイズより短くなっており、背面に穴が開けられていて、そこからカセットガスを差し込んで装着、装着時はそこからカートリッジのおしりが少しはみ出す形となっています。サイドの扉はあまり見かけないショート缶を使うときにという感じなのでしょうが、わたし的にはメンテナスやサードパーティのガスラインなど使うつもりもあったりして、ありがたい。
ヒートパネルはついていないのでストーブという製品特性上、不利かもしれないです。カセットコンロは夏冬問わずに使用されますが、ストーブは冬場だけ、気温が低い時のみに使用されます。調理には向かないのでそっちには使わず、となれば冬場はやはりCB缶を温めるヒートパネルが欲しいよね。ちょっとD.I,Y.を考えてみようと思います。実は今回は使わなかったんですが、運用としてCB缶を3本並列に繋げて使えるアダプタとメッシュのガスラインを持っているのでそちらも試してみる予定。
筒型の対流式ストーブなのでテントを張らない山に持っていくのはナンセンスだとは思ったんですが、一応テストということで。案の定、吹きっさらしのフィールドではその実力派は発揮できない様子。上に小さなやかんを乗せたのですがぬるま湯になっただけでお茶を沸かすところまでは行かなかったです。
少し前に買ったアラジンのシルバークイーンは同じくカセットガスを使うストーブなんですけど反射板がつくタイプなので同じ条件でもけっこう暖まれました。
3月初めの標高930メートルほどの峠での体感です。シルバークイーンは同じ環境、もう少し寒い時期でした。
テント内、車内、陣幕で防風等、条件を変えて試して行きたいですね。