ニッケコルトンプラザに行ってみようと急に思い立ったんですよ。ずいぶん昔によく通っていたのを思い出しました。
あの頃、足はオートバイだったかなあ、クルマだったかなあ。
カレーですよ。
千葉市川にあるニッケコルトンプラザはショッピングモール。わりと古くからある大型ショッピングモールで若い頃にちょこちょこ遊びに行っていました。美味しくて手軽に入れるイタリアンレストランのajioが当時入っていてずいぶん重宝した覚えがありました。そうそう、デートに使ってた。
それで、きょうはたまたま立ち寄ってフードコートに行ってみたんです。なかなか行かないままになってしまっているお店の名を見つけました。
「100時間カレー」
今や立派なチェーン店で北海道、沖縄を除く全国地域に結構な出店数となっています。そんなだとへそまがりのわたしは、何もわたしが行かなくても皆さん知ってらっしゃるから、と足が遠のくわけです。とはいえ偶然ご縁をもらう時もこの日みたいにあるわけです。
「バリューランチ 手仕込チキンカツカレー」
のセットとしてみましたよ。
注文をカウンターで終え、呼び出し端末を持たされてテーブルにつきます。そう、ここはショッピングモールのフードコート。今ではデパートのお好み食堂の機能を担う場所といえるでしょう。
呼び出し端末のブザーが鳴って振動します。ボタンで止めてとりにいきます。
なんというか、この小市民的幸せ。いいなあ、愛おしいぞ。
トレーを受け取るとうれしい盛り付け。それはつまりカレーソースがカツにかかっていない状態でやってくると言うこと。カツがずぶずぶとカレーソースの中に沈んでいるとがっかりさせられるんだよね。せっかく揚げたてでサクサクとした食感がいっぺんに失われてしまうから。
そういう意味でカレーソースがソースポットで別で出てくるのはありがたいねえ。おかげでチキンカツもカレーも自由自在に楽しむことができます。
カレーソースはいわゆる欧風の方向で、焙煎の香ばしさとストレートな甘さを併せ持つ「飴的つるり感」があると感じるカレー。
3段階ある辛さチョイスから辛口の「ジャワ」を選んだんですが、甘いカレーを破綻させないうまい辛さの調整に納得させられます。味も揚げ物と合わせて相性良いものだと感じました。うん、いいんじゃなかろうか。
神田カレーグランプリで優勝もとったことがあるカレー。
神田カレーグランプリは大変興味深いイベントで、マニアではない層のカレー好きの投票力が強いんです。つまりそれは普通の人の舌を満足させる味の調整として成功しているという意味で、フードコートに入って受け入れられるというのはとても納得がいくんですよ。
個人個人の好みではなく万人に受け入れられるというのは大したことだと思います。