カレーですよ4743(茨城荒川沖 Ali’s Friend Cafe&Restaurant)カレーではない。でもちょっと変わったカレーと思う人もいるかも。

ジョイフルホンダはとても好き。ホームセンターの中でもD.I.Y.に対して一番きちんと向き合っていると感じるからです。

 

 

カレーですよ。

 

 

それで茨城荒川沖にいまして。

通りかかったジョイフルホンダに立ち寄るわけです。欲しいものも見たいものもあるんです。ちょっと収納したいものがあって、コンテナ関係や工具、オリジナルのアウトドア関係周りなどひと通り覗いて。楽しいなあ。

ちょっと話題になったメスティンに収納できるヤカンの現物など見ることができました。ちゃんと定価の1980円で売っていて安心などするわけです。(Amazonで3600円もつけている業者がいる。バカみたい。しかも実用度が低い/でもロマンだからそれはそれでいいけど)

さて、その敷地内。

建物はいくつかの棟に分かれていて、その中に異色のオシャレ感を出している建物がありました。なんだここは。ああレストランカフェだ。しゃれてるねえ。

 

「Ali’s Friend Cafe & Restaurant」

 

とあります。

ちょっといい感じで、そのいい感じとは別のいい感じもありました。それはなにかというと、普通のほうのいい感じは、いまっぽい、オシャレで女性ウケしそうな内外装であること。もうひとつ、別のほうのいい感じは、店の名前。アリさんがやっているわけですよ。アリさんとくればやっぱりイスラミック方面の名前のイメージがあるじゃないですか。ちょっとそんな想像をしてから入ってみれば、なるほどやはり。入り口にはバスマティライスやスパイス類などを販売しています。メニューもそれっぽいぞ。ひとり頷きつつ注文です。

ハンバーガーもピッツァもあるんですが、しかもピッツァの薪窯もあるんですが、そのピッツァメニューのアタマにゴルメ、ゲイメ、パルバリなどの名がついているんですよ。うひゃひゃ、おもしろいミクスチャー。ゲイメはトマトシチュー系、ゴルメはハーブ煮込み。これはペルシア料理、イランの食ではないかしら。コックさんに聞くと、正解。

 

「ゴルメ ハーブシチュープレート」

 

を注文しました。

マヒチェやクビデなんかの肉メイン、ゴージャスなものもあったんですが、そこらへんだとちょっといまは一人では腹に収まり切らない予感がしてね、シチューのプレートとしたんです。

これはカレーではないよね。もちろんそう。カレーなどではないのですよ。しかしちょっと変わったカレーと思う人もいるかもしれないな。日本人のカレー観というものはそういうあやふやなものなのです。それを確認するために食べたりします。

 

さて、ここのゴルメはマトン入りの豆とハーブのシチュー。

ヒンディ語で翻訳するとマトンサーグ、豆入りというところかもしれないな。とはいえ辛子菜やほうれん草ではなくパセリなどを中心にしているようで興味深いです。あまり強いスパイスは使わずに素材の味とレモンの酸味、塩で決めた着地点。ああこれ、柑橘が強く入るところなぞ中東料理を感じさせるよね。サラーム海上さんが調理している料理に近似性とか感じます。

ごはんはサフランライス。どうやらサフラン入りと入らないものを炊き分けているようで、白ごはん(長粒米)にサフランで炊いたごはんを乗せてありました。なるほど、こういう感じ。インド亜大陸周辺国の炊き込みごはん、ビリヤニの調理を知っている人なら興味があるのではないかしら。あちらはサフランや煮込みで色がついた層と白い層を一緒の鍋で炊き上げてから混ぜています。これはそれとは文脈が違って見えるんです。色々と調べると面白そうですね。

茨城、荒川沖のジョイフルホンダにペルシア料理のレストランカフェ。ペルシア料理であることに気が付かい人たちであれば洒落たカフェということで利用できてしまう上手なチューニングと二重のレイヤー。

こりゃあなんとも面白い時代になってきたなあ。