アイドルライブに釣られて栃木にやってきたのであります。
別の、というか主目的もあったんですが、ライブの途中からもうすでにそれは確率の問題ということにして、まずは全部楽しむと決めたんです。
カレーですよ。
栃木県栃木市にやってきました。実はこの場所、何度も通り掛かっているんですよ。
通りかかるその度に中を見たいなあと思ってたんですが、すべて深夜。うむむ、なんとしても開いている時間に来なければと思っていました。わりと切望してた、
「岩下の新生姜ミュージアム」
訪問、中を見たい。ピンク色の世界観を全身に浴びたい。それが叶います。
そしてカレーももちろんあるのです。カフェがあってね、カレーがメニューに載っているのを確認済み。食べねばな!必ず食べねば。
実はもう一つ目的があるんですが、長いのでここでは省略とします。
「カフェニュージンジャー」
に突入です。
ここに来るきっかけ、というのがありました。
ひと月前に「エラバレシ」のフリーライブがあることを聞きつけました。ご存知、大食いアイドルにしてわたしの元同僚(笑/いや、マジです。食べあるきスペシャリスト集団の「食べあるキング」の仲間であったのよ)もえのあずきさんがメンバーにいるのでその動向はちょこちょこ見ていました。
文春オンラインのインタビュー記事を読んだんですよね。彼女のプロフェッショナルなところを読むことができて、ちょっとなんというか、グッときたのです。その本業、プロフェッショナルなところを体感するべくやってきたというわけです。
とにかく「岩下の新生姜ミュージアム」行かねば要素がいろいろ多すぎるんですがそんなタイミングにもえのあずきさん/エラバレシの新生姜ミュージアムでのライブは渡りに船のイベントだった、という感じです。
わたしのポンコツとなった耳のテストという側面もあります。映画、劇場、舞台と縁が切れてから早3年近く経ちました。
まずはカレーだよ。
「チーズニュージンジャーカレー」
はお手軽価格の800円。
みじん切りにした岩下の新生姜がたっぷり入っています。キーマ風の仕立てとなっていてチーズと温泉たまごがトッピングされていました。当然ながらのかなり新生姜が効いています。カレーソースの甘味は抑えめで、新生姜の辛さで辛口に持っていっている感じが面白いなあ。
なるほど納得。チーズがいささか勝ちすぎているのと甘み要素が何かあればという感は残りました。これは好みの問題かしらね。
なにか付け合わせに甘いもの要素があるとより幅が広がるんじゃないかしら。
付け合わせ食べ放題は、あれはうれしい。すごいいい。が、ごはんが追加で欲しくなって困るんであります。オリーチェ(オリーブ)はどんどん食べたくなるし、やみつき岩下の新生姜はね、これはダメ。ヤバい。白ごはんすぐになくなって困る。キケン。おいしい。キケン。買って帰ろうっと。
館内、かなりキテます。噂通りだわ。
よくもまあ岩下の新生姜という括りだけでミュージアムを作り上げたものだねえ。
博物館というよりも個人コレクターの愛と狂気に近いものがあって、そういうところが実にいいんです。岩下の新生姜というアイテムが意外なところに色々とつながっているのも興味深かったなあ。仕事は、営業は、その販路や拡大の可能性は無限だな、と思わせます。
もう一度半日かけて見に来たいですね。1時間くらいで見られると言っている人がいるけど、面白い物を見て拾い上げる視点がちょっと欠けているかもね。見始めて掘り始めたら半日はかかると思うよ。音楽好きの岩下社長のお人柄が見え隠れするのも楽しかったです。
そうこうしているうちにライブがスタート。
ご存知の通りわたしは感音性難聴で2年ほど前から音階を聞き分けられないのです。聴覚補助デバイスで音は聞こえるけど音階、音楽はわたしの中ではしんでいるのです。それだけにおもしろく感じたのが視覚から入るパフォーマンス。まずはもえのあずきさんのソロライブが3曲。(ここでは撮影タイムなし)MCが安定していて楽しいなあ(言葉はメロディがないのでわかりやすく聞こえる)
楽曲で、横にいた小学生低学年という感じのおんなのこがめちやめちゃ振り付けを覚えていて踊っていました。あれはアイドルさんはうれしいだろうなあ、アイドル冥利に尽きるんじゃないか、とか思いながらながめていました。
間で10分ほどのインターバルを置いて後半はエラバレシの面々が登場。たしか4曲ほど。トータルで7曲ほどか。フリーライブで大盤振る舞いだねえ。
エラバレシのメンバーは皆さん個性があってかわいらしい。客席のファンに定期的に目線をくれるこ、踊りが楽しくて仕方ないこ、控えめで穏やかなダンスだけど強くオーラを感じるこ、みなさん個性的。たしかにこれは「推しがバラける」良いバランスと感じます。
アイドルは、実は小学生以降あまり興味がいかなかったんですが、逆にそれもあってどういうものなのか体感するいいチャンスだとやってきたわけです。うーん、これはなんというのか、脳みそを甘いお菓子で撫でられるというかくすぐられるというか。そういう感覚があって、なるほどこれは楽しくていいものだよねというのが理解できます。
フィジカルなものをまじかで見るというのは元気も出るし楽しいしね。それもすごくいいもので。これを糧に生きる人たちの気持ち、とてもよくわかります。いいと思う。
ステージに登場したイワシカちゃんもかわいかったよ。イワシカちゃん登場の時は写真も解禁で気前いいなあ。
ライブ後、せっかくだからやりつくそうと腹がきまり課金に走ります(笑)チェキとサイン。もちろんもえあず氏に。
羊のようにおとなしく皆さんと共に行列して、さて、わたしの順番。わたしの顔を見て(ちょっと確認しきれないハテナ顔も出てたので息止めてマスクちょっとだけズラした)彼女の目がまん丸になって口あんぐり(笑)いやいやいや、こっち見てないでレンズ見て(笑)元同僚の突然の来訪で驚いてくれて、喜んでくれた様子。よかった、課金して(笑)ファンの皆さんたくさんいるし余計なことは色々喋らずそそくさと、ね。大事です。
まだまだその道は遠いと思いますが(耳)アイドルへの熱狂の一部を楽しむことができたので大満足。エラバレシの皆さんの顔も覚えたし、そういうのもちょっとうれしいな。もえあずちゃん以外の推しも持とうかと考え中。いや、メンバー全員いいもんね。困っちゃうね。
そして、ちょいとどさくさ紛れになったんですが、ステージ脇にいた岩下社長にもご挨拶ができたのがなにより嬉しかったです。ミッションコンプリート。
もえあずちゃん、ありがと。プロデュースしたそうめん、食べないですまんかった。
カレーがあるとさ、やっぱりほら、ね(笑)