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とても久しぶりの熱海でカレー、しかもビジネスチームでのランチ。このシチュエーションは考えたことなかったなあ、楽しいなあ。
カレーですよ。
人とカレーを食べることが極端に少ないわたし（取材と記録がほとんどとなる為）としてはなんともいえぬ嬉しさ、新鮮さがあるのです。仲の良いビジネスチームのメンバーではあるんですが、そのメンバーごと熱海にいるというのは新鮮で面白いよねえ。
言い出しっぺ、ということになるのかしら。熱海でカレーなら、なんてことを岩本町のデジタルキッチンで打ち合わせをしているときにお教えしたらみんなが「じゃあそこへ行きましょう」と言ってくれました。
「レストラン宝亭」
は古くからある熱海の老舗洋食店。久しぶりに来たらカレーとハヤシライスがメインになっていました。なるほどそうなのかあ。
えーと、さて、注文。
「ハンバーグカレー」
これはとてもいいものなんです。
カレーは正しく洋食店の王道スタイル。玉ねぎ焙煎の甘みと香ばしさ芳しく、ちょいと辛めで仕上げた良い落とし所のお味。玉ねぎの焙煎の甘みと香ばしさがとてもいいんだよね。ちゃんと手をかけてある正しくも美味しいカレーライスです。ああ、食べたかったカレーライスがこれだな、という感じ。
ハンバーグもとてもいいのです。目が細かい挽きの挽肉で、口当たりやんわりと仕上げてあり良い意味での昔風、洋食風。これまたたまらない。
付け合わせのもやしのピックルは酸っぱくて少しカレー味。ちょっと珍しくて楽しいね。ポテサラ、丁寧で洋食店の矜持など感じさせます。
奥の通称「滝席」に初めて座ることができました。お昼前、開店したばっかりで飛び込んだからね。
おかみさんに聞くとなんでもこれ、溶岩だそうで。すごいものなんです。創業昭和22年。70年の歴史は色々とエピソードが多くて伊達じゃないのです。
そしてその夜、たまたま出かけた駅前の商店街でほとんどの店がシャッターを下ろしている時間にポツリと空いている雑貨店を発見。「新熱海土産物店ニューアタミ」ここでうっかり宝亭のカツカレーがデザインされたキーホルダーなど発見してしまうわけですよ。
熱海、まったく油断がならないな。
