浅草に行きました。ちょいと寄りたいお店があったので。カレーじゃないです。
カレーなしよ。
神田小川町のイタリア・フィレンツェ料理「ゼクト」。店をたたんで次の一手が気になっていた藤枝シェフ。いよいよ始動したようで、早々にと思っていました。
新しいスタイル。大きく業態変換。なんと和風カフェですよ。なるほど浅草で。なるほど和カフェかあ。いいと思う。いいんじゃないかなあ。
洒落た名前です。
「花ぞむかしの」
カフェといいましたが、その業態、限定的なものではなく、食事もできてお茶も飲めるのは当然として。
その後の営業スタイルの拡大、模索にも含みがあると聞きました。
見せてもらったんですよね、2階と3階。これが稼働し始めたらなかなかに快適そうな、隠れ部屋風。ああ、いいねえ、期待ができるねえ。コース料理や一品料理とお酒などの広がりも考えているのだとか。さすがです。写真は無し、ね。稼働してからのお楽しみ、です。
この日は現段階での絞り込んだメニューから食事とお茶、デザートのついたコンパクトなフルセットをいただくことにしました。
食事:肉まぶしご飯
ほうじ茶で炊いた鶏そぼろごはんです。(←X豚であった)そぼろご飯というとよくあるあれ、ご飯の上に敷き詰めるお弁当スタイルを思い出しますが、ここでは混ぜ込み、炊き込みで仕上げてあります。甘すぎず上品で、香ばしいね。なるほどこれは繊細だわ。わたしのようなカレー舌でもそういう感じがわかるお味。ああ、ほっとする。一味や山椒も用意されています。
ほかにも食事メニュー、気になっている柴漬けサンド(!)や、ゼクトから持ち越しになって嬉しいありがたいあの美味しいやつ。フレンチトーストも選べます。
うんうん、よかったよかった。
デザート:炙り茶碗蒸し
もちろん元祖炙りチーズケーキはゼクトから持ち越し、健在。何しろ元祖だからね。あれのファンはかなり多いしテレビとかでも取り上げられてたし。おいそれと簡単にやめてもらっては困るお客さんが多いわけですよ。で、今日のあたしは知った味ではないものを、と選んだのが「炙り茶碗蒸し」。
茶碗蒸しって言ってもデザートですからね。クレームブリュレな訳です。表面のキャラメリゼがぱりんとしていて美しいねえ。
他に季節の甘味としてその時折々の甘味も用意されます。
お茶:ほうじ茶ラテ
厚いクリーム層の下に口当たり柔らかいほうじ茶ラテが隠れています。好みで黒蜜を混ぜかけてやることもできるんですよ。なるほどそれ楽しい、おもしろい。お茶類はほうじ茶推しで、今回はラテを選びましたがスタンダードなほうじ茶、濃いめのものなども選択できます。エクストラチャージで濃い味の倍量などもメニューにあったよ。ちょいと試してみたいねえ。
路地のコンパクトな店でホッとできるお店です。お店がある通りは新しくできた、ちゃんと浅草テイストを考えてあるお店がいくつかできていて、ちょっと次世代アサクサを感じさせる通りになっていました。そうかあ、ここ、こんなふうに変化してるのかあ。
あ、カレーパン専門店があるじゃない、そのうち寄ろう。
藤枝店主、ぼちぼちと余裕ができたら和風咖喱そぼ、、いや、なんでもないです。
余計なことは無しで行ってほしいです(笑)。
満席、行列になる前にまずは一度行くべきお店です。浅草散策の折に、是非とも。
おすすめしたいお店ができました。