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柏と来れば「かしわカレー図鑑」。そして「カシワカレークエスト2022」。「かしわカレー図鑑」代表の波木さんからのお誘いが来ました。
カレーなしよ。
今回の「カシワカレークエスト2022」の目玉イベント、キネマ旬報シアターで上映されている映画「カレーライスを一から作る」（前田亜紀監督作品）。監督とプロデューサーのトークショーが楽しかったのです。
出演は関野吉晴さん。グレートジャーニーでお馴染みの探検家にして医師、大学教授。探検家（冒険家）です。冒険家の教授とくればインディジョーンズだよねえ。ハリソンフォードのようなケレン味はなく、冒険も、日々も、大学の講義もすごいことを全部淡々と進める雰囲気のある方です。かっこいい。
武蔵美の講座で畑と田んぼを起こしてスパイスと米を一から作り、というもの。面白かったな。
映画は、実は一度見たことがあったんです。忘れてました、すいません（笑）。たしか、浅草橋の映画館ではない施設での上映で、ゲストに関野吉晴さんと枝元なほみさんがいらっしゃって対談と、枝元さんのむかごのカレーを食べたと記憶しています。
淡々としたドキュメントで、映画、ちょっとチャレンジであったのですが、無駄なBGMがない音圧がキツくないものだったので意外や楽しめました。耳、少々の負担ですみホッとしたよ。監督とプロデューサーの舞台でのトークも楽しかったです。ハコ自体もとっても良くってね。映画愛が満ちています。そういうところ、感じいるなあ。
ちょいと喫茶店などよって大いに盛り上がり、さて目的のお店へ向かいます。
しかし柏はどうもおもしろいね。最近あまり電車で出かけないので駅周辺を歩く楽しみを忘れてました。それを思い出させてくれます。道すがら気になって立ち寄ったのが、
「トライバルカカオ」
というチョコレートの専門店。ものすごく面白かったんです。
チョコレート専門店なんですが、とにかく勉強になりました。その名の通り各国のカカオを使ってその特徴、持ち味を引き出した味わいのチョコレートを売ってらっしゃいます。
波木さんがいたから、というのも多分にあったのではありますが、店主はにこやかでたくさんの種類を試食をさせてくれて、この体験が異常に楽しかったんです。それはそれなりに舌の経験値がある人間が集まった夜であったわけで、この面白さが共有できるのも堪えられない幸せでした。
例えてみると、ワインのようなものだね。花のような香りのチョコレート、ベリーの酸味と甘味の後に苦味が少し残るもの。フレッシュな柑橘のような味わいのもの。こんなにも味の幅があるものなのだということを体験できたのはとても貴重です。
思わず買ったのはインド産のカカオを使ったチョコレート。これは驚いた。インド産のカカオを使うチョコレートなんてのが、あるんだねえ。
楽しみに食べてみようと思います。
さて、目的のお店はもうすぐです。
