錦糸町で少し落ち着いた場所で食事がしたかったのです。思い出すのはすみだ産業会館。マルイ、と呼んでしまうのは昔から下町城東地区に住んでいるからかしらね。
カレーですよ。
あ、違った、丸井は丸井のままだよ。どうも最近施設の名前がころりと変わるのでついていけない。楽天地かと思ったらパルコだったり。いや、楽天地の名前も残っていたね。錦糸町、いいな。テルミナもテルミナのままでルミネになってないし。そういうのうれしいです。
それで、あの駅前のマルイのビルの上階に「すみだ産業会館」というホールがあるんですが、それに付帯するカフェレストランという形で、
「ターリー屋 錦糸町店」
があるんですよ。
ホールの入り口にオープンカフェ風の仕切りだけのスタイルで、カフェとしてチャイやラッシーだけ楽しむなんて使い方もあるし、そこにサモサとか軽食つけておやつにしてもいいし。
もちろんカレーもガッツリ食べられるので使い出がいいはずです。
ご存知のターリー屋。インド料理チェーンとしては国内最大規模を誇るというの、知ってました?東京と大阪に都合36店舗。都内に工場をふたつ持つという規模感です。メニューもいつでも楽しい工夫があっておもしろいんだよね。頼みそびれてしまったんですが、この日目についたのは「トマトラッシー」。気になるなあ、やっぱり頼めば良かった。
いろいろあるターリーやオリジナルのメニューから、
「キーマチキンカツカレー」
を注文。実に自由なアイディアのメニューだよね。そうだ。ビールもください。
チキンカツが独創的でね。なんとタンドリーチキンを使用。チーズを挟んでカツの体で揚げてあります。その証拠にチキンカツの断面を見ると穴があります。これはシークに刺して焼いたタンドリーチキンの証拠です。ムガル料理やタンドール料理を食べたことがある人なら串焼きだなあ、と気づくはず。
コロモはガリっとした食感でカツ、天ぷらではなくてパコラを思わせるところがあります。ここにスタンダードな挽肉のキーマカレーがかかる、というメニュー。ターリー盆に載ってくるオーバルのステン皿とソースポット。洋印折衷でなかなかに楽しいメニューです。
ヨーグルトはライタではなく甘いフルーツのデザートなのでお間違い無く。でもね、これをご飯とカレーに控えめにかけても実は旨いんだよ。インド料理などあまり食べつけない貴兄も、インドカレー当たり前の諸兄なら尚更、ちょいと提案してみたい。両方からスカンをくいそうではあるけどさ(笑)。騙されたと思って試してみてね。少しづつ確かめながら混ぜるといいよ。
ターリー屋のデザートヨーグルトはただ甘いヨーグルトではなくて、いつもなんだかカルピス的な風味を感じます。粘度も高めでちょっと変わっていておもしろい。好きですこれ。
ホールに付帯しているレストランなのでホールが稼働していない日や時間帯によってはこの夜みたいにほっと落ち着ける静かな時間が過ごせるというわけです。間違いなく、錦糸町の穴場と言えましょう。
覚えておくと便利だよ。