ここから先の人生の長さと自分の足の本数と今かかえている一度もはいていないスニーカーの数を総合して考えるに、わたしのおでこにはその結果として「バカ」と付箋が貼られるわけであります。困ったもんであります。
そんなわけで最近は購入控えめ。売ったりもしようかと考えております。しかし破格値とかこれは押さえんと、はまだまだあるのでまたまた困ったもんであるのよね。スニーカ、好きだなあ。
映画「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」とリーボックとのコラボレーション製品のラインがあるんです。少し前のモデルだね。その中で白眉と思ったのがこれ。
「ジ アンサー ディーエムエックス LRL49」
映画ジュラシックパークは詳しくないのですがこのシューズは強く興味を惹かれました。
恐竜モチーフのシリーズなんですが、これが一番凝っているのではないかしら。つまり一目惚れをしたんです。
肉食恐竜のギガノトサウルスモチーフのアッパーレザーは濃いめのオリーブグリーンベースでちょっとミリタリーテイストも感じさせ、なかなかいいんだよ。まるで恐竜の皮で作ったスニーカーという感じです。ああ、ワクワクする。
そして、ただ派手にコラボモデル、ではなくてコーディネートの中にちゃんと存在できなくてはせっかくのスニーカーが泣くというもの。そのオリーブグリーンのアッパーレザーにシボを型押し、爬虫類的な暗い縞模様を展開、これはかなり盛り上がるよなあ。変に悪目立ちしないけど存在感が強い。ちょいとおもしろいのをはいてるな、と思わせるテクスチャで素直にカッコいいんです。
ヒール上からサイドに回り込むブラックのプラパーツにはギガノトサウルスの背中イメージのスパイクが。トゲトゲの突起が細かく立ち上がりこれまた爬虫類気分を盛り上げててね。
いい、ディティールいい。
このアッパー周りだけで買いなんですが、ソール。ソールがまた最高でね。
大型の恐竜の爪とか足というよりも、象や犀なんかの大型動物のような意匠になっていて、これをはいて草原や岩肌をのしのしと歩き回りたくなるんだこれが。
履き口のピンクもいいんだよね。胸、腹の部分でこういう感じあるよなあ爬虫類、とか想像させるし。爬虫類の口中のイメージも見えてきます。まったくスキのないデザインに仕上げたものだと感心しました。
右足のくるぶし下の「蚊」の刺繍はジュラシックパークを大して知らないわたしも知っている、キーになるアイテムです。
細部まで楽しませてくれるねえ。
これはまるで狩で討ち取った恐竜の皮を剥いで作った靴のよう。手に入れずにおれなかったよ。
(実はAmazonウォッチを続けて破格根で手に入れた。公式サイトのメンバーセールでやっと最近追いついてきたか、というところの値段で結構前に買えたのよ)