勉強しに行ってきた。とても興味があった内容だったので。
報告会というタイトルで、今期のまとめというような内容らしいんです。数字などが具体的に示されて興味深いものだったよ。「JETORO」はご存知の「独立行政法人日本貿易振興機構」。そこに新設された「JFOODO」というプロジェクトが主催した、
「食×アニメ」海外プロモーション メディア向け説明会
というものでした。いや、なかなかに興味深かった。
伸び代大きく可能性を感じるそのテーマが「食とアニメ」です。映像コンテンツと食のシナジーといいかえられますね。インターネットの時代に入って30年近く。検索と拡散の時代の中、食も世界に広がっていますが、インターネットで代替えできないのが「体感」特に食は食べなきゃ始まりません。
映像コンテンツと食のシナジーというテーマです。元々相性も良く多いにありだと思うんですよ、この組み合わせ。もうそういうものは今更という人もいるし、包丁人味平の昔から(笑)あったのも事実です。
ではいまと昔、何が違うのかという熱狂度に加速をかける、エンジンの過給機、スーパーチャージャーやターボのようなもの。それがインターネットと「第二の世間=ソーシャルネットワーク」です。こんなことを書くのもバカらしくなるほど当たり前になったネットを介した伝播ですが「当たり前」ではなくて「当たり前の肌感覚」。それをわかっているつもりで理解できていない層もまだ大きく残るのが2020年代半ばの今だと思っています。
報告会、プレゼンテーションを見ながらなんとなく思いついたことをメモしました。これは報告会に出てきた話ではなく、わたしの私見。
・アニメーションを通して日本の食を世界に広められるのはおもしろい
・海外での外国人の目に映る日本の食のハードルが下がる
・いわゆる「和食」ではない日本の日常食やカジュアルな食への理解と訴求
・アニメーションに出てくる日常の食が現実にやってくる面白さ
・「日本のカジュアル食」に注目が集まる流れを構築
・日本の飲食店事業の海外展開へのハードルを下げることにもつながる。
・アニメーションを経由した食の伝播、食べたことのないものへの障壁の払拭、大いにあり
・映像に出てきたあの食べ物が食べられるというワクワク感は世界共通
そういうものが非常になめらかに頭に浮かんできます。
それはいまわたしが渦中にいたり(アニメ好きだから)興味を持ってウォッチしているからかな。
アニメ+ガストロノミーツーリズム=「seichijunnrei」
という図式が見えました。
食にストーリーとバックボーンを欲する現代都市部の外食顧客と同じかそれ以上の要求、渇望がアニメーションファンにはあるとおもうんですよ。ただ、そこに付け焼き刃ではない知識と考察の上フードの開発とプロモーション展開というのが必要です。「ニワカ」はとても危険。
作者や声優など現場、熱狂的なアマチュアなど当事者に声をもらっての開発、なによりも視聴者、ファン目線が大事だと思われます。
なにか少しでもあれば「ニワカ」=「niwaka」が世界言語になり得る現代なのだからね。くれぐれも。