ちょっと反省をしたのです。忘れてたな、ニッポンのど真ん中にあるカレーはハウスバーモントカレーなのだよ。
カレーですよ。
いや、うん、こんなに良かったっけか、バーモントカレー。
主催のカレーパーティーでバーモントカレーを食べたんです。スタジオの女子チームに作ってもらいました。ハウスからはバーモントカレー。エスビーは本挽きカレー。それでね。
それで、食べて「あっ!!」とおもったんです。いかん、忘れていた。そうだった。
「ハウス バーモントカレー」
あまりにも当たり前のもので、あまりにも普遍的なもの。そういうものは何時も揺るぎなくそこにあって、だからついつい忘れてしまうんです。バーモントカレーの話しだけではなくてね。
それで、実は自分が食べている色々なカレーライスがありますが。甘味が強いとか香りがいいとか、そういうもの言いの基準がどこにあるのか、それを手繰っていくとバーモントカレーに辿り着くことが多いんですね。製品名で言っていますが、もはやバーモントカレーというのは概念であり、人々の基準なのだと思っています。そうじゃなきゃ同じ味で(調整はしてきているはずだが)60年ってないよね。
バーモントカレーの名前を持って降臨する時もあれば、給食という名前になって記憶に浮かぶこともある。食堂の黄色いカレーも然り。これはもう、概念。そういっていいでしょう。ニッポンのカレーライスというものの概念的なものの総体がバーモントカレーに集約されると言い切りたい。
ニッポンのスタンダードはここにあるんです。それは間違いない。
みんなで作る、みんなで食べる、みたいな部分も大事。そういうものから生まれるものもありましょう。何かを失いそうになった時は、必ずバーモントカレーに戻ってこよう。
固く、決意を新たにしたのです。