取材に行きました。すこしまえに久しぶりにおじゃまをしたお店。いつものラジオ収録スタジオにしてわたしの秘密基地のデジタルキッチンがある秋葉原にあるお店。
カレーですよ。
食べてるとやっぱりがっちり!おいしくて、うんうん、やっぱりいい。で、店主のたこさん(高尾店主)が感じが良くて。カレー、工夫があって面白くて。
だからでお話を聞きたくて、連載の取材にお邪魔をしました。
「スパイスパレット」
この日うれしかったのがもろもろお店の都合で月替わりのおいしいやつがもうひと月続くことになってたこと。王道のチキンカレーとキーマカレーのあいがけも食べました(こういうのできるから、数種類食べられるから取材はたまらないのだ)。
そして、月替わりカレーのインパクト、すごかった。その名も、
「ゴルゴンペッパーカレー」
といいました。辛くて強そうでカッコいい。うまいんだこれが、辛いんだよとても。
食前に出るトマトクリームスープ。酸味強くてばりっとスパイシー。うーん心地よいぞこれ。やっぱりこれ、いいなあ。
そしてゴルゴンゾーラのカレー、すごく面白い、刺激的、おいしいんです。
ゴルゴンゾーラチーズの香りと味強く、でもやっぱりカレー。でもカレー感が薄くてとにかくなにかこう、舌も頭も刺激をもらう感じが面白くて凄くて美味しくて、圧倒されました。ブロッコリー、インゲン、枝豆っていう緑の差し色の組み合わせもセンスがいいなあ。
辛さがね意地悪じゃない。辛いけどその辛さがあんまり後を引かずにすーっと消えていって、だからスプーン止まらず、なんです。いい方向の好きな辛口だあ。
取材、楽しかったです。たこさんの真面目さや根っこにある確かさみたいなものをたくさん感じられました。
カレー食べ歩きの達人にして「神田カレー街食べあるきカレースタンプラリー」全店制覇のマイスター。その実力と腕前がいかんなく料理に込められてるなあ、と産まずくしかなかった取材でした。
月間男性誌「エキサイティングマックス!」2024年1月号(2023/11/26発売)連載140回目の「それでもカレーは食べ物である」は秋葉原の「スパイスパレット」です。
現在発売中。ぜひ読んでください。