以前山梨の甲府市国母にある市場、甲府市地方卸売市場の場外で食事をしたことがありました。かどき食堂というお店でした。
カレーなしよ。
どうも気に入っちゃってね、その後もう一度行ったんです。市場メシっていいよなあ。とはいえ山梨です。そう頻繁にはいけないよね(実は頻繁)。
記事、こんな感じでした。
それで、同じような市場のメシを食える食堂を近所に見つかったんですよ。そうか、あそこに市場、あったよな。近い、近いよ、忘れていたよ。
「東京都中央卸売市場葛西市場」
という市場があります。
葛西と名乗っていますが葛西駅ではなく葛西臨海公園駅寄りの湾岸道路沿い、臨海町地区にあります。そんな「葛西市場」は青果物と花きの扱いがメインになる市場で、東京都の中央卸売市場11箇所の中で、豊洲・大田に次ぐ敷地面積がある大型市場なのです。そのなかに、
「小池寿司食堂」
というお店を偶然見つけました。よくやるんですがGoogleマップを見ていると例の最適化なのかトラッキングなのかなんなのか、なんとなく今希望している検索結果がすっすら地図に反映されること、あるじゃないですか。そんななかで駅でもなく繁華街でもない辺鄙な場所にポツンとレストランマークが浮かんでね、なんだろうなと拡大してみれば。ああ市場だ。なるほどなるほど。すぐ行ってみよう。なにしろクルマに乗れば20分。よし!
「小池寿司食堂」という名前で期待も何もあったんですが、寿司はないです。そりゃそうだ。市場は野菜とお花だからね。同店のブログを見つけたんですが「〝寿司食堂〟とありますが、紆余曲折を経て現在こんな食堂になりました。」とあったよ。
葛西市場は両国や葛飾、小岩などの市場分場を統合して臨海町に移転となったんですが、そういうなかでの色々な変化でお店が現在のようになったのではないかな、となんとなく想像してます。いまは水産関係のない市場だもん。
で、この食堂は市場外、一般のお客にも開放されているんです。駐車場も使い放題で意外と便利。しかも日祝以外は7:00~15:00という営業時間で便利なことこの上ないときた。いいね、覚えておかなくちゃ。
遅い時間に行ったのですが(14時)ウェルカムな雰囲気。日替わり定食は売り切れてしまっており、反射的に
「生姜焼き定食」
を注文。これが、大当たり。
いやあ、最高だった。
とにかく味が濃くてね、なのに嫌味にならないのです。繊細ではないけれど、大味になっていない。メシを食うのに特化した絶妙チューニングの漢メシ、とでも言いましょうか。中毒性がとんでもないものです。まとめると「すごくうまい」となります。
お肉にちゃんと厚みがあってね、うれしさ込み上げます。スーパーマーケットに売っている「生姜焼き用」とかのお肉とは違う、ちゃんと厚みがあってそれが喜びをつれてくる豚肉。脂部分もきっちりうまい。ああ、これはたまらない。
おまけの量では全然ないナポリタンも嬉しさを加速させます。キャベツにはドレッシングがかかっていてそれもいいんだけどね、やっぱりべちゃべちゃと生姜焼きのタレに浸った部分がうまい。ああ、うまいー!
そして味噌汁の椀がでかい。それもうれしさがこみあげます。
兎にも角にも満足でいっぱいにさせられます。カレーはないみたいなだなあ、とおもって生姜焼きを頼んだんですが、かえりしなにメニューの「丼」の列の中に発見。しまった!そうかあ、あるのかカレー。
また早々に来なければいけなくなったよ。いいお店見つけちゃったな。