カレーですよ5200(渋谷 Lil Woody’s / リルウーディーズ)シアトルとニューヨーク、渋谷で出会う。

ビジネスチーム「GRIP」の仲間、村上さんよりお声がけをいただきました。ハンバーガーの試食です。ハンバーガーの試食だよね。ハンバーガーの試食だったはずだ。なのに、

 

 

カレーですよ。

 

 

シアトルから去年の夏にやって来たハンバーガーショップがあります。渋谷の東急本店の向かい側。確か以前は大きなドンキホーテのお店だったはず。

きれいなビルが建っていて「道玄坂通」と書いてありました。ドンキホーテはサイズが小さくなってその奥に入っていました。

 

「Lil Woody’s / リルウーディーズ」

 

のプレス向け発表会です。

平日、営業中の11時から1時間と、ランチ営業に食い込ませずプレス発表の時間を作るなかなかのタイトでスマートなタイムスケジュール。元飲食店経験者としては「わかるわあ」の時間帯。ハンバーガーショップなのでランチ前はそれほど客数は多くないはずで、ランチのコアタイムは当然外すとして普通の店のアイドルタイムもカフェがわりに入る人のいる業態ならここを狙うよね。

すごく面白い記者発表会でした。それというのも特に事前情報を入れずに出かけたんですが、当日のプレス資料をぱらりと開いて見ると、あれれ、これは。資料にあの「NIRVANA New York / ニルヴァーナ ニューヨーク」の名前があったから驚きました。

 

「NIRVANA New York / ニルヴァーナ ニューヨーク」

 

はご存じ、東京ミッドタウン開業から続くレストラン。東京のモダンインディアを切り開いた店の一つとして数えられる店です。

今回2月5日〜2月18日のスケジュールで「ニルヴァーナバターチキンサンドウィッチ」というコラボレーションミールを提供することになったそう。

なるほど、と膝を叩いたんだよ。納得がいくもん、これ。

ミッドタウンの「NIRVANA New York / ニルヴァーナ ニューヨーク」、もともと1970年にオープンしたマンハッタンのビルの屋上にあったインドレストランです。当時のビッグアーティスト(本当にとんでもないビッグネーム。ストーンズやビートルズメンバーや綺羅星の如き有名ミュージシャン、俳優、ペイントアーティストなど)の溜まり場のようになっていた伝説的なレストランでした。そのまぼろしとも言える伝説的レストランがまさかの東京・六本木に転生してきたのは、それはもう心から驚いたものでした。その頃の良き伝統を受け継いで東京でもアーティスト支援やアート活動とのリンクを切らさずに動いています。

かたや「Lil Woody’s / リルウーディーズ」は、これまた面白い。オーナーのマーカス・ララリオ氏がシアトルでスタートさせたこのハンバーガーショップ。アパレル、音楽、ストリートというキーワードが見え隠れする彼のお喋りから見えてくるのがアーティストコラボ。

(なんとこの日シアトルからオーナーが来日、うっかりドリンクバーでサーブしている彼から直接ドリンクを受け取ってしまったよ!)

「私たちのファンが増え続けるのは、主に地元の芸術、ファッション、音楽、飲食シーンをサポートしているからです。それは私たちのミッションと共鳴する意義深いコラボレーションを通じてのみ達成できることです。」

と話してくれました。

シアトルの店舗では「ローカル」をキーワードにストリートアーティストとのコラボバーガー、レイバーデーでのふるまいバーガーなどの活動も。そしてオープンから約半年、ついに東京の店でもアーティストコラボレーションが始動したというわけです。日本でも飲食事業、「地元」というキーワードがどんどん大事になってきていると感じます。

両店共通するワード、テーマは「アーティスト」。時代を牽引する、わたしたちに刺激やアイディアの源をくれるアーティストにリスペクトを強く送るのがLil Woody’s / リルウーディーズとNIRVANA New York / ニルヴァーナ ニューヨークの同じくする姿勢。全く納得がいくコラボレーションなのです。

村上さんがナビゲートしてマーカス・ララリオ氏が想いを語ってくださったその最中。おやおや、見知った顔が登場。ニルヴァーナ ニューヨークオーナーのウォーレン・ワデュード氏。「はぴさ〜ん!」と叫んで駆け寄ってきてくれました。うひゃ〜ウォーレンさんかあ〜!!久しぶりの再会に思わずハグ(笑)。驚いたなあ。彼とはとても仲良くさせてもらっています。心根優しく想い強い尊敬できるビジネスパーソン。

おしゃべりをしつつ、試食が進みます。

 

まずは看板メニューの「Big Woody ビッグウッディー」

クオーターパウンドグラスフェッド入り ビーフパティ(115g)、Jones Dairy Farmの ドライエイジドベイコン 2枚、オレゴン・ チェダーチーズ、ダイスオニオン、ダイ スピクルス、トマト、レタス、ケチャッ プ、マヨネーズ、という構成。チーズ強め、ベーコンしっかりでパティは下味ごく薄め、肉の美味しさ強く出る好感触のザ・バーガーといえるもの。おいしなあ。力強いぞ。

 

特筆はグランドメニューから「The Fig and Pig(フィグ・アンド・ピッグ)」

うわ、これすごく好みだ。ビーフパティにイチジク/フィグジャムを合わせてあるんです。Jones Dairy Farmのドライエイジドベイコン 、ブルーチーズ、マヨネーズで構成。なんと洒落た味だろうねえ。あまじょっぱ、というのは日本人が強く好む味ですが、それがあるね。チーズのクセとイチジクの甘味が実によく合う。一気に頬張って快感に身を置くのもいいのですが、これはディナーでゆっくりと食べたいやつだね。アルコールとの相性も間違いなく良いと思う。ワイン、合いそう。

 

スタンダードなフレンチフライのディップもよかったな。すこしオレンジ色が入るビジュアルで、マヨネーズ系で少しスパイスがはいるのかしら?あまり弄らないスタンダードなディップで余計なことをしないのが好感が持てます。ケチャップじゃないのがいいな。

 

そして驚きの「Nirvana Butter Chicken Sandwich」

(写真が見つからない!同じく参加していたサンブロードバンドの0さんの撮った写真を拝借しました)

 

NIRVANA New York / ニルヴァーナ ニューヨークの引地翔悟ヘッドシェフが手がけた特製カレーソースで包んだフライドチキン、このお肉はフィレーだと思う。衣がクリスピーで軽やかなんです。ソースの酸味と辛さも心地良いねえ。そこにクミンソースで和えたコールスロー、ハラペーニョ、トマト、コリアンダーリーフなどがモリモリと入り、なるほどこれはサンドイッチの感覚があるぞ。バーガーというよりサンドイッチ感があるのはコールスローのボリュームからかもしれないですね。

これ、とてもいい。必ず2月にもう一度来なければいけなくなったなあ。

 

2月5日〜2月18日 ニルヴァーナバターチキンサンドウィッチ
Nirvana bu8er chicken Sandwch

1970年にオープンした、ニューヨーク・マンハッタンで人気 の本格的なインド料理レストラン。店名はサンスクリット語 で「地上の楽園」を意味する「Nirvana」。その名の通り、 別世界 のように美しくエキゾチックな空間で味わうインド料 理に人々は夢中になり、アーティストやミュージシャンなど 著名人も訪れる人気店になった。東京店は、2007年に六本木 ミッドタウンにオープン。 今回のコラボバーガーは、NYのニルヴァーナのオーナーで もあるウォーレンとマーカスとの出会いによって生まれまし た。ニルヴァーナの引地翔悟シェフの監修によって完成した 「ニルヴァーナ・バター・チキン・サンドウィッチ」を期間 限定で販売します。

(リリースより)

 

驚いたのは帰り際。ウォーレンさんが「はぴいさん、ちょっとちょっと」とキッチンに引っ張っていってくれたらなんとニルヴァーナ ニューヨークの引地翔悟ヘッドシェフがひょっこり。うわあ!今日あのバーガー作ってくれたの引地シェフ本人なのか!驚きました。

ニルヴァーナ ニューヨークコラボのそのあとに控えるコラボレーションもすごいですよ。シアトル出身の男子プロバスケットボール選手、ジョシュ・ホーキンソン氏(2023年6月よりサンロッカーズ渋谷に在籍)や居酒屋の「なるきよ」(東京⻘山の居酒屋。オーナーシェフの吉田成清氏はヨウジヤマモトのパーソナルシェフを務めた経験をもつとんでもないひとで数々のアーティストたちが愛する店)などそれぞれにきちんとバックボーンを持つチョイスで圧倒されます。

丁寧な進行と濃いめの話し。オーナーから直に話しを伺えるという行幸。古い友人との再会と同席した友人とが繋がってくれた楽しさ。あっという間の1時間でした。

名残惜しいな。続きのおしゃべりを「Lil Woody’s / リルウーディーズ」のあの2階の席で続けたいです。

 

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