カレーですよ5217（秋葉原　スパイスパレット）月替わりメニューの凄み。

お夕食は秋葉原です。スタジオでの収録がありました。ゲストを送り出した後、ちょいと難しめの音声編集を済ませて他の用事もやって。そんなことしていたらたちまち夕食の時間になりました。

秋葉原もまた、選ぶべきカレー店が多い、困った街です。しかも神田小川町、神保町がすぐそばで、神田駅周辺は徒歩5分。選択肢が多すぎです。実は本当に選びきれなくて困り果てて疲れ果てて牛丼食って帰るとか、本当に何度かありました。いや、ホントに。

そんな選ぶべき店が多い地域なんですが、秋葉原で選ぶとすれば、スタジオがある高速道路のこっちがわ（岩本町側）にいたわけで、おのずアールティとC&Cと卍力当たりが頭に浮かびます。そのなかでこの夜は、

にいくことに。

いつでも月替わりのメニューにおもしろい工夫があって驚かされる、大好きで楽しみなお店です。Instagramを見ると最新のものが載っていますが、この夜はあえて見ずに出かけました。そういうのも楽しいですよ。

お店、混んでました。おお、素晴らしいぞ。ざわつく感じではなく、お客達が静かにカレーやお酒を楽しんでいる感じはとても好ましいですね。高尾店主に月替わりカレーがどんな感じか聞こうと思っていたんですが、調理や会計が続いてお忙しくしているので、大人しくInstagramを確認。

これが素晴らしい仕上がりだったんですよ。

カレーソースはさらりとした粘度低めのもので、けっこうな辛さがあります。爽快感があって舌に長く辛さが残らないのがチャームポイントかな。気分のいい切れ味感じる調整です。辛さの根っこはロングペッパーからとのこと。風味に個性があって大変おいしいなあ。

特筆は牛タン。なんか凄みを感じました。大きめカットのお肉を口に入れ舌でかき回すとあらら、消えて無くなってしまうぞ。そんな感覚の仕上がりで思わず唸り声を上げてしまいます。恥ずかしいんだけど、表現じゃなくて、食べてて本当に声出ちゃう。ううーん、これすごい。

仕込みで6時間煮ているそう。手がかかっているからこそのこの仕上がりかあ。すげえなあ。ジャガイモ（北あかり）のふんわりした食感と自然な甘味も良かったです。適度に辛さをいなしてくれるからね。

珍しくお酒も一杯もらったんですが「カルチュウソーダ割りってやつ。これまた最高でね。カルダモンを漬け込んだ焼酎なんですが、香りが実にいい。おいしい。いいなあ、これ。

お水のコップの重さやお酒の完成度などとても心地よく、なるほど飲み物中心の飲食仕事をされてただけのことはあるな、と感心してしまいます。そういうの、見ちゃうのよ、あたしも元焼き鳥屋店主（雇われ）だったからねえ。

やっぱりたこさん（高尾店主）のカレーは特別だった。お酒も特別だった。いいなあ、夜の「スパイスパレット」。