カレーですよ5261(門前仲町 カレーカフェ シンガ)レースの帰り道のカレーカフェ。

フォーミュラE、堪能しました。東京で初めての公道レース、本当に最高だったな。しかもわたしが住む同区内での開催でした。知っているいつもの道がサーキットになっているこの面白さ。ああ、なんということだ。とにかく楽しみましたよ。

 

 

カレーですよ。

 

 

近場、とはいえ割と早朝からだったのでそれなりにからだに堪えたねえ。さあ、帰り道。

東京ビッグサイトはイベント時、帰り道に往生するのです。公共交通機関が混むからね。わたしは区内なのでバスを使います。そのバスだってえらい混雑、、、のはずがあらら、拍子抜け。

そうか、今回公道を一部ふさいでの開催で東京ビッグサイト発のバスが運休、国際展示場駅発のものしかなかったから。そうじゃないかしら。門前仲町まで道は多少混んでましたが空席もぽつぽつ見える快適なバスで座って移動。ビッグサイトを楽々脱出となりました。ああ、たすかった。

 

で、カレーだよ。

門前仲町でカレーとくれはスリランカ料理のタップロボーンがよいと思っているのですが。いるのでありますが、なんとなく検索したら駅からちょいと離れた深川1丁目、おや、こんな場所にという住吉庭園の裏手にカフェっぽいお店を見つけました。そういうのもたまにはいいかもしれないな。名前を、

 

「カレーカフェ シンガ」

 

といいます。

洒落た白基調の、ガラス窓を大きく取ったモダンなカフェ。食事はカレーがメインのようでうれしい限り。ヘルシー&ビューティーを看板に打ち出すところがそれらしい感じだな。

店長でありましょうか、気がきいて感じよくて折り目正しくという、気持ちがいい対応。しかもビールを頼もうとすると丁寧に現在ハッピーアワーであること、そちらの方が得であることやつまみがつく旨丁寧に説明してくださる。こういうのあるともうちょっとお金使いたくなるよねえ。いい気分。

そして土曜日なのにハッピーアワー、うんうん、これは完全優勝だな。本当は数杯行きたいところだったんですが丸1日サーキットにいて結構な疲労。ちゃんと帰らねばいかんのでグッと我慢。ああ、まったく惜しいことであるよ。

さあビールがやってきました。お、予想外につまみの量が多めじゃないの。一緒にカレーに付属するサラダも運んでくれて、たちまちテーブルがぱっと賑やかになったよ。気持ちが持ち上がるねえ。

楽しく飲みつつ店の中をキョロキョロとすると壁のポスターが目に止まったんです。オーナーのことが書いてあるみたい。

佐膝康行オーナーは元祖立ち食いステーキの創業社長。30年以上前に「ステーキのくいしんぼ」チェーンを全国展開したひと。おお!「ステーキのくいしんぼ」随分お世話になってきましたぞ。ああいうチェーンの先駆け業態だったと記憶しています。

現在は心の専門家として経営研修、セミナーなど主催。このカフェの6階に心療内科を持っていらっしゃるとか。なるほど、いまは精神疾患の寛解を担うお仕事なんですね。ご著書も多いそうです。壁にある本がみんなそうみたい。すごいな。「カレーカフェ シンガ」は真我=本当の自分、という意味らしい。カフェの看板にヘルシー&ビューティーと銘打つのにもなるほど、そういうところからか、と納得がいきます。

さて、カレーがやってきたよ。

 

「ダブルカレー」

 

は黒毛和牛カレー、レモンチキンカレーの2種盛りとなっています。

 

黒毛和牛カレー

牛すじ煮込みカレー的でお肉とろける素晴らしさ。カレーソースは辛さシャッキリ切れ味がありでシャープな香り心地よく。黒毛和牛カレーという名前と焙煎深い濃い色から想像する甘味はうまくバランスを取って重たくしていません。これはかなりいいカレー。完成度高いぞ。

 

レモンチキンカレー

クリーミーで口当たりよく、なんといおうかしらね、おもしろい味だよね。旨み強いけど和風ではなく、かといってタイ風にもしてなくて。西洋料理のクリーム煮込み的な感じかな。で、おいしいんです。酸っぱさを中心にするも、ただ酸っぱいではなく酸味と旨味の融合を感じるのが上手だなあ。肉もたくさん入って満足感も高い個性的カレー。これもかなりいいぞ。

 

 

ごはんに乗った刻みガリ、これがまたとてもいい感じ。いやなクセもなく酸っぱすぎない、甘味をカレーに足してやる感じで使えるのがいいんです。サラダのドレッシングは甘目和風でこれまたよし、と。いや、全体見てもバランスも味もかなりのもんです。

のびのびとリラックスできて、きちんとカレーがおいしくて。しかも門前仲町から5分ほどなのに静かで快適でね。

うんうん、良いお店を見つけてしまったなあ。