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ロザリーさんの提案にはだいたい従うようにしているのであります。間違いないからね。
カレーですよ。
いたばし区の、とくれば、ばら、なわけですがが。板橋ではそういうルールになっているのでありますが、わたしもそのルールは守るようにしているんであるよ。それで、ロザリーさんが推してくるお店に間違いはなく、一も二もなくいつでも乗っかるようにしているわけです。安心感が違うの。
そういう流れの中で尋ねたのが板橋駅、新板橋駅そばの、
「スパイスラバー」
ネパールレストランですね。本日発売の男性誌「EXCITING MAX ! / エキサイティングマックス！」取材にておじゃま、です。
以前足を運んだのは濃いめのメンバーの集まりでした。濃かったなあ、あれは。それで店のコックさんの間違いのない腕前、味を堪能して、だったら連載でもお邪魔したいと思っていたんであるよ。ロザリーさんにつなげてもらってそれが叶いました。
店主のBKさん、細やかな気遣いのあるいい男です。いろいろとお話を聞きつつ注文を決めて、結果素晴らしい味ばかり。いやこりゃあまいったぞ。
ダールバートは、メインでチキンとマトンからマトンカレーをチョイス。
マトンは骨付き小さめカットで食べづらさなし。なるほど小さめカット、ほかではあまりなくて面白いぞ。野生味も残しつつ複雑な個性をきちんとコントロールして美味しく着地させてありました。まったく素晴らしいなあ。
ダールバートというくらいなわけで一番大事な要素のダールはきちんと豆スープ。カレーにはしておらず本来の豆スープとして仕立ててあり滋味深き味。意外とやってくれないんだよ。日本人、カレーじゃないと理解できない人まだ多いので。大納得の味です。
「タカリセット」はタルカリがすごくうまかった。スパイスの香りと野菜の旨みでスプーンが進んで仕方ないのです。これ、うちの冷蔵庫に常備菜で入れておきたい。いやあ、おいしい。
「ナダンコジ」という聞き慣れあに名前の料理は月替わりでした。スッパうまい中になぜだか入ってないはずの梅干と紫蘇っぽい香りと味を感じさせてすごい面白くて刺激を受けます。これは日本人の舌にしっかり刺さる味だねえ。チキンもちゃんと美味しいものが入ってます。南インド由来らしいよ。現地で働く親戚が情報をくれるんだとか。なるほどねえ。どこまでも本物、リアルタイムの現地主義。素晴らしいぞ。
「クルフィ」には驚きました。知っているあのインドアイスと全く違うのです。練乳に近い味わいと食感はねっちりとして甘さの手応えが大変大きいもので。これ、パンに塗ったら菓子パンになる（ナンでやった）。ああ、まったくおもしろい！
「ガラムマサラチョコレートプリン」、これ、すごいやつです。カレーを超えてくる驚きと美味しさがあります。フレンチ、イタリアンの締めで出ても誰もネパールのシェフが自分のセンスで作ったとは気が付かぬ西洋的な完成度と味わい。口溶け、香り、甘さのバランス。それとナッツ使い。これはハイエンドスイーツと競合になり得るすごいやつです。早々にネパールシェフ界からスイーツの世界クラスのコンテストなどにトライする人がどんどん出てくるんじゃないかしら。それくらい驚いた。
どれもこれも驚きのおいしさで、なるほどレギュラーメニューの強さも深く理解。こりゃあすごいや。行かないのはちょっと手落ちだと思うぞ。
詳しい記事は本日発売の男性誌「EXCITING MAX / エキサイティングマックス！」で。
