うっかりと後回し後回しになっていた、我が町大島の「普通の」カレーライスのお店。そうやって「普通のカレーライス」など思っていたら痛い目にあったんです。旨いんだよ。
カレーですよ。
そのカレーやさんは都営新宿線大島、中の橋商店街にあります。賑わっている八百屋さんなどがある側の道を挟んだ反対側。浅草の名レストラン、南インド料理のサウスパークがあった場所にできたんです。なんかね、そういうのがあって、サウスパーク ロス、、というほど通っていなかったけど、けっこうな名店が町から引っ越してしまったのは悲しかったんですよね。
それを引きずって(笑)そのお店に行けなかった、行きづらかったというのが本音。
「マピカレー」
といいます。
しかしもう一つの本音があってね、いまはもうインドもバングラもおいといておらぁカレーライスだろ!ニッポンのカレーだろ!という心持ち。そういう気持ちも強いのです。だからやっぱりいかないと。それで、食べてみると「こりゃあぬかってた!」と反省しきり。
おいしいんです。おいしいぞこれ。甘さは上手におさえてあって行き過ぎの甘みになっていません。甘さの土台があるんですが、上品、繊細なんだね。油も強くなく、真面目に手間をかけて作られているのが舌と腹から伝わってきます。あれれなんだよ、これはいいものじゃないか。
日替わりのかぼちゃのコロッケが乗ったカレーを食べたんですが、1000円札でコインがいくつか帰ってきてしまうというお値打ち感。これは驚いた。お手頃でおいしくて、正しくジャパニーズカレー。まいったねこりゃあ。
なかなか「ザ・カレーライス」的なものは軽んじられるところもある昨今ですが、こういう真面目な味の、いわゆる固形ルウではないジャパニーズカレーライスを出してくれるお店は現在、多くないんです。貴重です。
応援したい、大事にしたいお店が自分の町内にあるのはありがたいねえ。