欲張りでバカでやんなっちゃう。自分のことである。でも仕方がない。
カレーですよ。
千葉桜木で地元の人々に愛される焼肉店「赤うし亭」というお店があります。お安くておいしくて良いお店なんですよ。実はそのすぐ裏に姉妹店があるんです。
わりと知らない人も多いと思うんだ。
「こまがた」
っていうんですが、ちょっとおもしろいお店です。2021年の春に1度行っています。
わたしが行った21年当時の看板にはラーメンの文字がありました。ラーメンが5〜6種、そのはしに申し訳程度にカレーとシチューの名前がありました。わたしは当然カレーを頼み、驚きの大満足。大変においしかったです。その後コロナ禍を経てラーメンメニューはなくなり、カレーとシチューのみのお店になったみたいです。とにかく驚く値段と肉の量。さあ、いきましょう。
まず入って席を確保したら(この日は時間外して行ったから空いてました)、レジに向かいます。先き会計ですね。注文してお支払い。
「牛たんカレー」と「ごはん」
を頼みました。ともに650円(税抜)です。えええ!これ衝撃と言ってもいいお値段。21年春に食べにきた時以来値段が変わっていないことにも驚かされました。
別にプリンとかゼリーのカップサイズで出てくるわけではないぞ。しっかりとフルサイズなのです。いやむしろ盛りがいい、気前がいい。そんな感じです。どうなってるんだこれは。ここにご飯を別で合わせる(100円/大盛り200円)わけです。数量限定の無料サラダのサービスもあります(当日なくなり次第終了)。本当にどうなってるんだ。
この日、本当に久しぶりになった訪問で見境がなくなっておりまして。カレー、ごはん大盛りで頼んだわけですが、そのあとカレーが出てくるのを待たずしてたまらずにもういっかいレジに駆け寄りました。「牛たんシチュー」も追加してしまったよ。2回取りに行くこの恥ずかしさよ。なにやってんだあたしゃ。
カレー
酸味と少しのえぐみ。悪いものではまったくなく、個性に昇華されています。そしてお肉が多い。多いなああ。多すぎるぞ。しかも明らかにいいお肉なんだよね。あたしくらいの舌でもすごくよくわかる。良いビーフがこれでもか!と入っていてちいさく悲鳴をあげてしまうんだよ。良い素材で真面目にカレーを作るとこうなるかあ、と泣けてくる感。
スタンダードなカレーライスが肉に引っ張り上げられてすごいものになった、という感じかしらね。お肉の旨さに圧倒されます。カレー自体もちゃんと個性があるしいうことがないのです。ああ、たまらん。
シチュー
口の中全部が牛タンになるんだよ。どこまでが自分の舌かわからなくなるような目眩くこの快感。これはたまらないです。シチューはベタアマにせず、どこかフルーティなのもいいですね。軽やかになります。しかしなんでこれがあの値段、、と何度も頭の中に疑問が浮かぶわけですがそんなものを吹き飛ばしどうでも良くしてくれる牛たんパワー。いやもうたまらないぞ。
貴兄におかれましては「同じようなもんをダブルで頼みやがって」感があるかと存じますが、さにあらず。きちんと個性が別々にあり、なるほどと思わせてくれます。
逆に食べ比べやってみたかったんだよね。
これは想像。
肉は赤うし亭の端肉などを上手に使っているのだと思います。いやしかしだとするとお肉のサイズが大きすぎないか。なんなんだいったい、とか考えます。そして「赤うし亭」はロードサイドの大きめのお店でありますが、ここは奥まった場所にある「赤うし亭第2駐車場」のその奥にあります。民家の1階という風情なんですがちょっとゴージャスな内装。その民家、赤うし亭のオーナーのご自宅なんじゃないだろうか、ないしはそれに準ずるもの。でなければあの値段は出てこないとおもうんだ。でもまあ、下衆の勘ぐりはここらへんまでにして、とにかくお肉を楽しみましょう。
「赤うし亭」のオーナーの心意気で地元の人に還元をするために「こまがた」の営業をされてるのではなかろうかね。だとしたら、「こまがた」はたまににしておいて(無理かも/笑)赤うし亭を積極利用、応援せねばいけないな。兎にも角にも幸せであるぞ。