ラホールは好きなお店でもうずいぶん通っています。想いひとつ、というところから遂に連載誌でお邪魔することができたのは大変にうれしかったなあ。
カレーですよ。
好きなお店、通っているお店に取材を申し込むというのは意中の相手に告白するようなものだと思っています。知らぬ間に片思いでそれをずっと続けてきて、告白。そのようなもの。こっぱずかしいぞ。長く通ったお店などは特に照れ臭いんだよね。
秋葉原の
「ラホール 外神田店」
はわたしにとってそういうお店なのです。
野川店長がさらりと快諾くださったときはまだ取材を終えていないのに一度肩の荷が降りた気分になったもんです。通っている店への取材申し込みはそれくらい緊張するんです。何しろ失敗すれば気まずくなって通いづらくなっちゃうからね。事実そういうお店もいくつかあります。
取材当日、驚くべきことに厨房に野川社長がいらっしゃったのです。どうやら店長が気を利かせてくださり野川社長に連絡を取ってくださった様子。なんという光栄!そんな取材を終えて、その時に野川社長が手渡してくれたのがオリジナルのレトルトカレー。ちゃんと日本風、インドカレー、ブラックカレーと3種揃っていてうれしさこみあげます。
このインド風はさらりとしておりミドルスパイシーという感じ。昔からある「日本人が作るインドカレー」がこういう感じだと思うんだよ。カレーは色々なスタイルが増え、百花繚乱ですがわたしが最も好むスタイルがこれ。塩気の中に旨みがほんのり浮かび、それが甘さ方面へ舌を繊細に引っ張る。うまいなあ。
レトルトを食べていると無性にお店に行きたくなります。
早々に秋葉原に用事をつくろうっと。