仕舞い込む悪い癖、というのがあるわたしです。勿体無くてしまいこむ、いったんしまって考えるか、などいろいろあってしまいこむ。いけない。これはいけないぞ。
カレーですよ。
スニーカーがわりとそういう傾向が強いんです。あとアウトドアギアも。そしてレトルトカレー。いずれも履く、使う、食べる、とちゃんと目的を持って手元にやってきたはずなのに、しまいこんではいけないよね。そういうのを解消せねば。
その一環で勿体無くてしまいこんだレトルトカレーを引っ張り出しました。
「うかい ビーフカレー」
です。
仲良くしてくださっているうかいの広報さんから送っていただいたもの。いやもうわかっているのよ。いただいたら早々食べて感想を書かねばいけない。でもなんかどうも勿体無くて仕舞い込む。特にこういう高級系は恐れ多いのもあってそういうことになってしまうもの多数。いかん。ちゃんとしよう。
それで食べたのですが、これがやっぱり美味しかった。素晴らしかった。
カレーソースは欧風仕立てで良い意味でのバランス型。甘くなりすぎず、重くなりすぎず、辛さはほんのり喉を焼く程度。ホテルカレーの世界観に近いなあ、これは。
楽しさは徐々にくるのです。辛さはほんのり喉を焼く程度と書きましたが食べ進めると段々に汗をかかされます。舌が辛いよりもからだからの汗の方が先行する感じです。良いカレーの基準というのはいくつもあるんですが、「舌が辛くなく汗をかかされる」というのはいいカレーのひとつの基準だと感じています。これにはそれがある。レトルトなのに大したもんだ。
具材の肉に驚かされます。うーん、とろけるビーフ。これはいいもの。まず繊維に沿ってほぐれ、そのほぐれた繊維が舌の上で消えました。まさに消える感じ。なんだこれは。ものすごいぞ。すごいいいものだったよ。早く食べればよかった。
でも、もったいないなあ。
こういうことを言い始めるからしまいこんじゃうんである。気をつけねば、いやホント。