過日の雑誌取材。田内川店主にお願いをして再び雑誌取材を実現させました。
カレーですよ。
「お茶の水、大勝軒」の創業地への帰還なのです。本当にうれしく、ありがたく、おめでとうございますなのですよ。なにしろ神田のみなさんが待ちに待っていた帰還。それも驚くべきことにちゃんとあのビル、4年もかかった立て直しを経ての復帰、帰還ですから感慨もひとしお。
ここはやっぱり取材がしたかった。
「お茶の水、大勝軒」
の新しいお店、いいんです。気持ち良い明るい店内でね、さらりと食べられる感じになっていました。製麺室がガラス張りなのもカッコいい!旧店舗の2階にあって落ち着いた雰囲気というのもなかなかに他に代え難い独特の雰囲気、良さがあったんですが新店舗、入りやすくなったと思う。いいですね。
男性総合誌「エキサイティングマックス!」のわたしの連載「それでもカレーは食べものである」の2017年にわたしの連載記事に登場いただいてました(けっこう経ってたなあ)。
久しぶりに田内川店主にお会いできたのがなによりうれしかった。あいかわらず朗らかで活気あふれる「お茶の水、大勝軒」を率いるいい男。あいだ4年間があいていましたが(界隈ではブランチングが稼働してたけど)田内川店主は止まらず走り続けているのも拝見していたしね。
故山岸一雄マスターの「生まれ故郷に店の味を」という遺志。長野県山ノ内町に「山ノ内大勝軒」を開業、山岸マスターの想いを形にしました。
「復刻版カレー中華」
久しぶりに食べたんですよ。あれっ!!こんなにおいしかったっけ?!
それくらい美味しかったしなんというのかな、あと引く味でした。今年はカレー中華が生まれて70年目のアニバーサリーイヤーというのを聞いて、ますます美味しいと感じたのかもなあ。
優しい味のカレーが圧倒的包容力の中華そばに合わさってちょっと例える言葉が見つかんないんですよね。
いやこれクセになるわ。
「復刻版カレーライス」
ももちろん変わらぬうまさ。
ニッポンのカレーライスのど真ん中にある味で、大勝軒のスープが投入されるその尊さといったら!
にんじんのとろけ具合とかね、悲鳴をあげそうになるぞ。
この取材では「復刻版焼肉」も取り上げたんですが、これヤバかった。そうかあ、大勝軒飲みとか考えたことなかった。こりゃありだねえ。ビール欲しくなる濃い味です。ラーメン醤油であまじょっぱくってたまらんなあ。これ実は「復刻版カレーライス」に乗せてやると「神田カレーグランプリ2019」で提供された「焼肉カレー」が再現できるんだよ。覚えておいてやってみてね。
「スパイシードライキーマ」ももちろんラインナップされてます。田内川店主の独自作。
出版不況はあいかわらずで存命や否やという雑誌業界ですが、そういうなかで孤軍奮闘、わたしもカレー連載でその一翼を担い「ただのグラビアだけの雑誌ではないぞ!」と気合を入れての連載が続いてます。カメラ担当、編集長も変わらずのチームで続いており、来月の取材ももうすぐです。