埼玉三郷の「ボンゴバザール」が大好きなのです。どうにも素晴らしい、未来のスーパーマーケット。わたしはそう受け取っています。
カレーですよ。
何度もブログを書いているよ。
なぜ未来のスーパーマーケットなのか、というのは過去ブログにたくさん書いてるんですが、一言で言うと「日本の多民族化の中での先見」と言う部分だと思っています。
ムスリムのおかあさんとニッポンのおかあさんが一緒に買い物に行って楽しく必要な買い物を済ませてこられる場所が「ボンゴバザール」ということになります。すごいことなんだよこれ。スーパーマーケットが進むべき未来の姿だと思っています。
「日本の多民族化」など言う言葉に危機を覚える層もまだまだ多い日本ですが、客観視をしてみると。
出入国在留管理庁の資料によると、令和6年6月における日本の在留外国人数はその数約358万9千人。日本の総人口は現在1億2317万人です。日本で暮らす人々の約3パーセントが外国人だと言うことになりますね。100人の生徒がいる学校に3人の外国人生徒がいるというイメージ、かな。
上位10か国で言えば、中国84.4万人、ベトナム60万人、韓国41万人となっていました。その後にフィリピン、ブラジル、ネパール、インドネシア、ミャンマーと続き、在日インド人も5万人、在日パキスタン人3万人とありました。
3パーセントが多いか少ないかはさておき、現実的に考えれば現代日本において様々な民族的背景を持つ人々が多く暮らしているのは事実で、多民族国家としての側面がないとは言い切れなくなってきたというのがわたしの現在の肌感覚です。カレーとかアジアの料理とかそういう場所にいってると自然とそういう感じを俯瞰できるようになります。
そんな中で300数十万人の人たちになくてはならない食というもの。それを満たすために考えねばならない要素がいくつかあります。ムスリムの人たちのハラールという考え方もそのひとつ。彼らには食べられるものとそうではないものがあります。そういうものと日本のスタンダードな食材を併売する店が「ボンゴバザール」。
つまり先ほども書いた通り、おんなじ学校に通う小学生の子供がいるムスリムのおかあさんとニッポンのおかあさんが、道端でばったりあってそのまま一緒に買い物に行って楽しく買い物を済ませてこられる場所。それが「ボンゴバザール」というお店です。これはスーパーマーケットが進むべき未来の姿だと思っています。すごいことだと思うよ。
いつぞやボンゴバザールの三ノ輪店長がわたしのブログを拾ってくれて喜んでくださった時もありました。お店に行った時にお声がけくださった少しお話をしたこともあります。うれしかったなあ。そういうのもあって、大変親近感を持っており、信頼もしているんです。
そんな
「ボンゴバザール」
が2店舗目を出店。場所は群馬県の太田市です。太田とくれば上州名物「かわとみ」の「なすの蒲焼重」と「太田焼そば」。それに大泉のブラジル料理のイメージがありますが。
そんな場所にハラール食材が大充実で日本の食材も普通に併売される未来型の多民族スーパーマーケットがオープンするのは全くもって納得がいくというもの。マーケティングの勝利ではなかろうか、と思っとるんです。
太田市に新しくできた「ボンゴバザール太田店」を覗いてみたよ。
相変わらずの品揃えの豊富さと明確なハラールフードの表示方法。ますますわかりやすく、楽しく進化していました。POPがみんな秀逸でねえ。ムスリムの人たちには安心を、日本人には外国の料理や文化に興味を持ってもらう、という明確な意志を感じます。そういうの、すごく応援したい。
弁当・惣菜コーナーは三郷店に負けず劣らずの充実ぶり。チキンビリヤニ、あいかわらずお安いしずしんと重くて素晴らしい。ガパオピッツァにナンのマルゲリータと面白フードもあるし餃子や天ぷらもハラール対応。日本食に興味があるムスリムの人に嬉しい配慮というものがあります。
フライドライス、マトンカレー、ロリポップチキンを買って帰ったよ。ロリポップチキンは睨んだ通り酢豚味のインディア(?)チャイニーズであった。
どれも良いものでした。
ムスリムの人も多い群馬太田界隈。助かる人が多いのではないかしら。
多くの人がこういう店があってこういう取り組みがあることを知ってほしいな。