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先日の「サンブロードバンド（株）」（わたしのマネジメントの面倒を見てくれている会社）の年末パーティが神田岩本町のデジタルキッチンで開催されました。
クローズドのイベントです。
料理はいつでも日本の元祖！フードスタイリスト・マロンさんが担当という贅沢さ。今回煮込み料理が２品あったのです。わたし、どうにもやっぱりカレーとシチュー類が好き。ハンバーグは煮込みタイプですごくおいしい。ホワイトシチューも魚介の入ったクラムチャウダー風で実に実においしい。たまらんなあ。
他にもサラダや唐揚げなんかがあって。もう尽きることなく料理が出てきます。なんだこの天国は。
そして肉。肉、肉、肉。ものすごいA5プレミアムビーフが塊でドカーンと登場。それをマロンさんが手際よく捌いてどんどん焼いてくれます。すんごいサシとか入ってて震えがくるよ。この湯気、湯気とにおいだけでごはんいけるよ。
とにかく容赦なく色々な部位が熱々アチチ！でどんどんお皿に乗ってテーブルにやってきます。若い社員さんも古参のメンバーもだんだん口数が少なくなっていきます（笑）わかる、わかるよ。あたしもだ。
あのフライパンの脂と肉汁使ってチャーハン作りたいぞ。おにくひとかけらも入ってないのに異常にビーフうまい炒飯とか想像するだけで気絶しそうです。いや、そなもん食ってる暇ない。本体のお肉がたんとあるからね。
ものすごいいいにおいがスタジオ中にまわっててね、毎年そうなんだけど。あたまくらくらする。エレベーターの中までいい匂いになっちゃって他のフロアの会社の人、うれやましいだろうなあ、このエレベーターに乗るとおなか、すいちゃうだろうなあとか思うんです。
そして料理のおいしさ、贅沢さもさることながら、恒例のくじ引きが楽しいんですよ。毎年景品がものすごくてさ、ハズレも楽しかったり可愛かったりですごい盛り上がります。あたしが過去引き当てたのは、たとえばダイソン掃除機、バルミューダサーキュレーター、シェーバー、電気ケトルなどなど。手に持って振るとぴよぴよ音がして光るくまちゃんが当たったことももちろんあります(笑)。で、今年。
わたしも所属するビジネスチーム有志からもプレゼント景品が出ます。わたしは身体的理由から使わない（ハゲだよ！笑）未開封の最新強力ヘアドライヤーを。そしてくじ引きで引き当てたのが嬉しさ臨界点、ビジネスチームの仲間、マスターベリー・ベリーさんのチョイスのいちご！！すんごいやつ！！。
マツコの知らない世界でマツコデラックスさんにいちごをおすすめとかしてる男のチョイスであるぞ。日本最強のチョイスでいいんではないかしら。いや絶対そう。
「べにたま」
という品種です。
昨今、勝手にブランド果実の苗を海外に持っていって育て商売にするという悪手が横行しましたが、盗んで育てりゃいいという単純なものでは全くないことが露呈したのも耳新しいですよね。無理なのよ、彼の地のノウハウでは。日本のブランド農作物は非常に手がかかっているからね。そういう大事に大事に育てられた高品質なものがやってきました。
「べにたま」は新しい品種。糖度の高い「かおりん(埼玉県)」と「 かおりの(三重県)」を9年も掛けて交配させたもの。品種登録出願は４年ほど前でした。これが本当にすごかった。
まずは香り。なんでこんなに香りが立つのだろうと訝しむばかり。しかも素晴らしく甘い香りなんです。パッケージを開いた時の甘い芳香が部屋にふんわり広がる様といったらもうね、うっとりしてしまうよ。ヘタの葉の緑が瑞々しくて、そのヘタの間に花びらが少し混じったりして「結実・実を結ぶ」という言葉の正しさや納得感を改めて思います。
美しい紡錘形で、実にいちごらしい形。そして大きく手応えがあるんです。ちょっと測ると５センチくらいあるぞ。
口にすると甘さと香りにノックアウトされる感。まるで糖蜜に漬け込んだような強い甘味と、同じくらい強い芳香。ほんの少し、香りと酸味と旨味で舌の奥が痺れるような錯覚がありました。これはまるでお菓子のようだなあ。べちゃっとしない水分量がちょうど良く、果汁がたれたりしないのが食べやすいのも特筆です。
よくお菓子類、スイーツなどでいちごの味や香りを人工的に作り上げるじゃないですか。ちょうど1回転してそういうものに近づいてしまっている感があるんです。悪口じゃないよ。
人が夢に見る、想像するいちごの香りと味ってのがあるでしょう？あれをより純粋に追求、交配と育成と管理で実現してしまっている感じです。夢で見たものよりも夢に近づいてしまった、という果てがここにあるんです。驚くべきものだったよ。
ベリーさんにチラリ聞いたんですが、なんでもケーキに乗せるいちごのコンテストで銀賞を獲得した品種なのだとかなんとか。ひゃ！まだこの上があるのかよ！いやしかし大変によくわかります。これ、お菓子の甘さを吹き飛ばす味が内包されているもんね。
すごいものを食べてしまったよ。ベリーさん、菅野代表、ありがとうございます。
