カレーですよ5654(冷凍 甲府上石田 SPICE CORNER / スパイスコーナー )甲府からやってきたすごくおいしい極上豆カレー。

圧倒されたんです。これはいものだ。冷凍、こんなにもきちんと香りを閉じ込められるものか。

 

 

カレーですよ。

 

 

昨年11月16日に「甲府カレーサミット」の視察、、というほどじゃないんですが、様子を見に行ってきました。地方発、コミュニティ発の屋外型イベントで興味深かったから。

甲府市役所向かい、舞鶴城南広場にて開催されたこじんまりとしたカレーイベントで良いものでした。カレー店7店舗、物販・飲み物等4店舗と小さな規模でしたがいい空気感がある催しと記憶しています。こういう「芽吹」が見えるイベントはなるべく見ておこうと思っています。この間の伊豆カレーイベントは体調の問題で行きそびれてしまったなあ。

「甲府カレーサミット」、その中で2店「ビリヤタ」と「osaji」に行ったことがあったんですが「ビリヤタ」の店主さんとおしゃべりすることができました。うれしかったな。そしてもう1店「スパイスコーナー」。かねてから知っていて紹介もされて(勝田台「葉菜」の吉田シェフから)いた懸案でね、しかしお店になかなか辿り着かなかった、

 

「スパイスコーナー」

 

の戸田シェフとお会いできたのです。

少し前にやっとの事でたどり着いたなあ(営業時間じゃなかった。せめて場所だけでも確認と立ち寄ったらたまたま出てきてくださった)。とはいえ全7店舗、どこも人気でお昼くらいには売り切れたそう。残念ながらカレーにありつけなかったのです。

それで色々な話しがはずんだんですが、冷凍カレーの試食をしてほしいというお話を戸田シェフいただきました。本当はお店にお邪魔してお弁当(「スパイスコーナー」は持ち帰り専門のカレー店です)を食べてから、と思ってたんですが、翌月、甲府に行くタイミングがあったものの、営業時間ではないタイミングとなりました。それで、そのオファーの魅力に抗えず、であったのです。

12月の後半から戸田シェフは渡印する予定とのことで、その前に送ってくださいました。もう少し早くに食べるつもりだったんですが体調を崩して鼻と舌がダメになっていたので回復を待っていたのです。さあ、やっと「スパイスコーナー」のカレーが食べられるよ。

3種のセットでやってきた「スパイスコーナー」の冷凍カレーからこの日は

 

「今月のダール」

 

を選びました。生真面目な戸田シェフの想いが滲み出るようなパンフレットが一緒に入っていて、それを読みとこのカレーの背景が少し浮かんで来ます。そういうものを含めて楽しむと美味しさが倍になると思っています。さあ、湯煎しましょう。

Akkha Masoor=ホールマスールダールだねこれ。皮付きのブラウンレンティルのことです。戸田シェフが西インドで出会ったマハラシュトラスタイルの味。スパイスのミックスが独特で奥行き感じられる面白さがあるのです。

豆の表面のつるりと内側のざらりが見事なコントラストでこれはたまらない食感。豆の持つどっしりした味わい、旨みを土台とした上で、スパイスを上手に使ってふくよかさと奥行きを作り出してあります。きちんと辛さも必要分乗せてあり、実においしい。とにかく香りがよくて、その香りでスプーンを運ぶ手が止まらなくなるんです。ああこれ、本当に旨い。

いろいろと副菜など盛り付けてしまったんですが、そういうのいらなかったなあ。これは、このうまさはね。ちょっと雰囲気ある皿に白メシだけを高く盛り、その真上からバシャっと乱暴にかけてガツガツと食べたいやつだねえ。熱々のうちに食べたい。

熱々で、その湯気にアロマがどしっと乗っかって上がる状態で食べたい。多分それが一番旨いと思います。そしてカレーを飲み込んだ後に口内に残る香りがとても心地よいんです。それが楽しくてまたスプーンが動いちゃう。これはすごくいいカレーですよ。

ニッポン、ことカレーにおいて豆という食材は軽んじられがちなものなんですよ。大変に損をしているといえます。ああ腹立たしい!巧みなスパイス使いのダールなど食べるといつでも「けっきょく豆カレーが一番いいんじゃないかな」となることが多いです。

わたしは日本のインドレストランで、初めて入る店のオーダーはダールか野菜カレーを頼むことがおおいんです。それ、なぜかというとね、その2種を賄いとして食べるコックさんが多いから。自分で食べる料理は特に念入りに作るものです。そうでしょう?

それとは逆に、シンプルで素朴な、日本人からすると「カレーではなく豆のスープ?」というような繊細なものも同じくらい好きでね、同じくらい価値があると思っています。

新聞の人生相談でこんあのがあるわけです。「今日は何カレー?と聞く夫に「野菜カレーよ」と答えると機嫌が悪くなります。わたしはどうしたらいいのでしょう」みたいのがよく載っています(載っていません/笑)。肉の名前で答えなければいけないというのがニッポンのカレーなのですよ。

そういう空気をこんな素晴らしい豆カレーが突き破ってくれるんです。ほんと、そう思う。

 

追記

このカレーは甲府「SPICE CORNER」の「カレー定期便」で手に入ります。新規受付は年に3回(2月・6月・10月)。いずれの月も20日が申し込み締切日で翌月からのお届け開始となっています。チャンスはもうすぐ巡ってくるよ。お忘れなきよう。インスタグラムのプロフィールからGO。

https://www.instagram.com/spicecorner.jp