カレーですよ5712(八丁堀/新川 ハウスギャバン株式会社)試食したぞ、ラーカレ!

ハウスギャバン株式会社で記者発表があり、その会見に登壇するために八丁堀/新川の本社に行ってきました。大変に刺激的な発表でした、、、っていっこ前の記事で書きました。

 

 

カレーですよ。

 

 

それで、はぴいさん登壇って何おしゃべりしたの、だよね?

ハウスギャバン社長の談話から始まって、担当田中さんからの概要説明。そしてゲスト「飯田商店」、「中国ラーメン 揚州商人」、「つけ麺専門店 三田製麺所」、「麺屋宗」、「らぁ麺 桃の屋」、「麺や絶豚」(順不同)の各店の店主の言葉。「SARAH」の高橋代表のお話しもあったり。井手隊長とわたしはそれぞれ時間をもらって「食べ手目線」からの「ラーカレ」という取り組みについての感想やラーメンやカレーの置かれている状況、ラーカレから派生するであろう動きなどを少しおしゃべりしました。

わたしは進化を続けるカレーが日本人の舌にどういう影響を与えたのか、とか海外への食文化輸出が出来るんじゃないか的なお話しを、、したはずです(笑)。いやほら、登壇してお喋りする時わたしは直前までメモを見てるんだけどマイクを前にするとそれとは関係ないこと喋ったりするタイプだから(笑)。とはいえもちろん土台、背骨は持って話すので道がそれたりすることはありません。

 

さて、試食の時間です。

「飯田商店」、「中国ラーメン 揚州商人」、「つけ麺専門店 三田製麺所」、高田馬場から「麺屋宗」、「らぁ麺 桃の屋」、「麺や絶豚」と、ラーカレ、この店の全部を試食できるわけで、胸が高鳴ります。なにしろ先ほど会見スタート前にハウスギャバンのテストキッチンで名だたるラーメン店の店主とスタッフが肩を並べて自店の料理を作っている熱い画を見ちゃってるからね

 

飯田商店「飯田のカレー」 

販売店舗:飯田商店・飯田商店お土産直売所・オンラインECサイト

提供開始日時:現在提供中 https://iidashouten.shop-pro.jp/?pid=190545625

粘度高めですごい迫力。ジャパニーズオーセンテックかと思いきや、そこにホールスパイスバリバリのぶっとい旨味のカレーです。甘辛系で2番だしからの奥行きが深くあって、ああこれ、なんてうまいんだろう。このままレトルトカレーで製品化してバカ売れの未来が見えるような味です。それくらい完成度が高いんです。

って思ったら。もうあった。冷凍のやつ、販売してた。さすがだわ。そりゃそうだわ、こんなに美味しかったら買うってば。旨みと甘みのジャパニーズカレーライスの楽しみとホールスパイスの面白さ、両方を併せ持つすごいやつだ。これすごいすきだなあ。

https://r.iidashouten.com/

 

つけ麺専門店 三田製麺所「三田のラーカレ」

販売店舗:梅田、なんば、泉北、紙屋町、豊田、新宿西、国分寺、多摩ニュータウン、池袋西、川崎、美原南、岡崎(計12店舗)

提供開始日時:5月7日(木)~5月31日(日)[25日間]

ラーメンそのもの的な、あの三田製麺所の濃厚な豚骨魚介のスープがどすんと存在感を放ちます。味の方向として甘くしない決め方。そこもまたラーメンの方に向いていると感じさせます。海苔と魚粉の存在感と相まって、あくまでラーメン屋のカウンターで出てくるんだぜ、オレは、と丼が語り出すような味。カレー食べてるんだけど帰り道に「あれっ!さっき食べたの、つけ麺だっけ、カレーだっけ」とかウロウロ考えそうな世界観です。

そこが面白さだし、この感じはカレーマニアのほうが驚き大きいはず。こんな魚介強いカレーはないからね。カレーなのにつけ麺。カレーなのに魚介だしつよつよ。いやあ、これ楽しい。

https://www.instagram.com/mita.seimen_official/

 

中国ラーメン 揚州商人「揚州スーラー夏野菜カレー」

販売店舗:順次全店舗実施予定 ※スタートは先行店での実施となる可能性

提供開始日時:7月頃開始を予定

これ、いちばん「ラーカレ」を象徴してるんじゃなかろうか。見た目も味も中華そのものという感じなんだけど、じゃあ中華料理店で食べたことある?と聞かれると食べたことがない。カレーって一体どこまでがカレーなのかと考えさせられるようなひと皿です。スーラータンメンをアレンジしておりライスも含めて徹頭徹尾で中国ラーメン 揚州商人の世界観の中にあります。

ごはんはふわっと仕上がったチャーハン。そこに酸辣湯仕立てのカレーがけというね。中華技にカレーの世界観が完敗する感じでまったく新しいスタイルです。むしろそこがいい。もしかすると「ラーカレ」という枠さえも飛び越えてしまってるんじゃないかな。フルサイズをフガフガと食べたい。一気喰いしたい。すごいおいしい。いやこれまいったな。

https://www.yousyusyonin.com/

 

麺屋宗「スパイス香る鶏油ラーカレ

販売店舗:麺屋宗高田馬場本店(新宿区高田馬場1-4-21)

提供開始日時:5月中旬予定

クリーミーで和の出汁を感じさせつつアジアの料理も思い出す不思議。どうやら秘密はココナッツミルクのようです。はじめに味噌ベースかな?とか思ったんですがさにあらず。柳店主に聞いたら鶏白湯スープベースでそこに塩ダレとココナッツミルク。さらに鶏油とスパイスを重ねていく感じらしい。聞くと複雑なんですけどまとまりあるひと皿。

わたし的にはなぜかハッシュドビーフなどの西洋の煮込み料理のニュアンスもどこかにうっすら感じました。か、考えすぎかも。考えすぎだな。とにかくなんとも不思議でスプーンが止まらなくなるカレーです。ココナッツミルクのクリーム感がずっと続くのも楽しい。ニラペーストを混ぜながら変化を楽しんでいくというのはラーメンのスタイルだねえ。水菜をポルサンボルに仕立ててあるのも面白い。高田馬場、行こうっと。

https://www.menya-sou.com/

 

らぁ麺 桃の屋「桃の屋 特製カレー

販売店舗:らぁ麺桃の屋(小田原市栄町2-10-8)

提供開始日時:現在提供中

これこれ、これですよ。正しきスタンスの王道カレーライス。こういうのを求めてりる人がやはり大多数なのはもう動かし難いわけです。王道のちょいピリ辛の太い旨みと正統派の香り。いいよねえ、安心感がすごい。甘さにおもねずというのもいいですね。

安心の味なんですが、やはりそのスープのおかげで家庭では再現はまず無理だろうという太くごっつい旨み。チャーシューが泣けるほどおいしいんです。いやこれすごいわよ。チャーシューと一緒に食べてますます力を発揮するカレーライスです。ザ・カレーライスの楽しみ、お肉カレーというお楽しみがあるなあ。王道万歳。

https://www.instagram.com/momonoya_ramen/

 

麺や絶豚「焙煎煮干しカレー

販売店舗:麺やゼットン、煮干結社 麺や西ゼットン

提供開始日時:5月1日~予定

まずそのビジュアルでぐぐっと持っていかれます。さすが、カレー専門店の経験もお持ちの店。ちゃんとアップトゥデートなモダンなカレーのビジュアルです。それで、食べてみると魚介の旨みがまあものすごい。なんかね、スリランカ料理などが脳裏をよぎったりもするのが面白いんです。が、土台となるのが甘うまのカレーソースなわけで、そのチカラで日本に引き戻される楽しさよ。日本とスリランカを行ったり来たり、です。その揺さぶられ感が楽しいなあ。

トッピングで変化を作り、中でも甘酢の生姜が味に幅を作るのもいいですね。トマトでさっぱり終わらせる感じも好きだなあ。味変がテーマかしら。土台はあまからで(超好み)そこに魚の旨みをぶっとく背骨として差し込んできててたまらない。さすが煮干しの国から遣わされしひと皿。

https://nons-cafe-group.com/shop-zetton.php

(ラーメン写真提供:井手隊長)

 

どの「ラーカレ」も想像を超えてくる感じで美味しいし、驚きがありました。構造、オペレーション的には各店のオリジナルラーメンスープとハウスギャバンが開発した「ラーメンスープ専用濃縮カレーソース」を1:1で合わせるというやり方なんですが、ですが(正しいやり方だと思う。ゼロベースでカレー作り上げるのは仕込みも調理もラーメンとは別で1ライン作らなきゃいけなくなる。動線問題とオペレーション負担も大きくなる)。なのに、なのにこんなにそれぞれの個性が強くて向いている方向がバラバラ、でもラーメンスープという土台があるから「ラーカレ」という分野としてまとまるというね。そういう面白さが強くあります。

絶対面白いよなあ、と思ってはいたけど、こんなに面白いとは思わなかったよ。そしてこれ、これはやっぱり食べないと伝わらないよね。出汁、ラーメンスープのチカラってのは想像以上に大きな要素だと改めて思い知らされました。そして味以上に引き込まれたのはラーメンを作る店主たちの目の輝き。楽しんでやってるのがよくわかるのです。カレー側にもそういう人たちがたくさんいて、そういう人の店はやっぱり賑わっています。そういう店、たくさん知っています。

さて、なんだか面白い時代がやってくるぞ。