きょうは松尾貴史さんとカレー待ち合わせです。
松尾さん、ずいぶん久しぶりになってしまったなあ。荻窪の吉田カレー以来かもしれない。
どうやらとてもお忙しいみたいで、ピンポイントでの時間、タイミングでえいや!とカレーを食べにご一緒しました。
カレーですよ。
松尾貴史さん、好きなんです。尊敬できる俳優さんです。それとともにカレーの魂を持ったイイ男。好きだなあ。
ちゃんとルーツとバックボーンを持ってカレーを食べていて、ご自分でお店も持っていたりして。それをちゃんと人任せ看板貸しではなくこだわるところはこだわって自分の意見と手を入れてらっしゃる。
いいよなあ、そういうの。惚れ惚れします。
でもあんまり大袈裟に言うといやいや、なんておっしゃると思うので、これくらいに。
そして今日は東新宿。
「サンラサー」
は、いつもと何かが違う気がしたのです。なんか、違う。なんだろう、なんか、おもしろかった。
まずプレゼンテーションが違うんですよ。
カレーの直がけ、ベタがけをしていない。ヘェ〜。
定番のキーマ系はステンレスのカトリに、そしてもう一つのカレーらしきものはグラスに入っているのです。おやおや、なんだ?どうしたことか。
キーマカレーは「3つの薫りのポークキーマカレー」とありました。そしてもう一つは、、、これか。
カーテンのところにあるホワイトボードのメニューを見て確認。「イタクラさんのスパイシーヴィシソワーズ」とあります。
そうか、たしかにこれはヴィシソワーズ。ひと口食べると、うん!これ、大変に美味しい。ああ、いいなあこれ。
キーマカレーは素直な味の、外の猛暑からやってきたヨレたおじさんにはありがたいサラッとしたものです。あまり個性を突出させない穏やかなもの。
いつも穏やかめのサンラサーのカレーですが、いつでも何か強めの個性を利かせてきます。
これはそういう感じじゃないな。
ヴィシソワーズには仕掛けがあって、おもしろかった。
白っぽい上の層はヴィシソワーズそのもの、それで下の方にスパイシーな層を作ってあって、途中から味の変化があるという仕掛けがなされているのですよ。面白いねえ。
ちゃんとお客を楽しませようとしている、そういう姿勢があります。
それにもましておいしかった、ノンアルコールのサングリア。いやーこれがずいぶんとおいしくてとてもよかったんです。
本当に季節によくあった薄く透き通る味で、まるで風が吹いているような飲み物。大したものだねえ。サンラサーはカレーだけじゃないからねえ。
お仕事でちょっとご一緒している素敵な女性とも偶然お会いできて、楽しいランチとなりました。
松尾さん、どうもありがとうございました。