えー、スズキパンジャブとはいったいなんなのか。なんなの?なんだそれ。
マルチスズキとかそういうことか?
カレーですよ。
正式名称、マルチ・スズキ・インディア・リミテッドはインドでのスズキの子会社。はじめはインド政府との合弁会社でしたが2002年に出資比率引上げでスズキが子会社化しました。
カレー食べにいった時にインド人やネパール人にボクのクルマはスズキだよ、というと「オオ!マルチスズキカ。ウチノシンセキモノッテイルゾ」とかいわれてラッシーをサービスしてくれたりします。
いや関係ないんだけど。
そしてスズキパンジャブは正式名称、
「スズキパンジャブインターナショナルフードマート」
といいます。
たしかマサラワーラーのカシマワーラーとかアジアハンターの小林さんが話題にしてたっけ。
栃木県小山市にあるインド食材のフードマーケット兼食堂。
品揃えとメニューが面白くて、スパイス、豆、米、紅茶なんかはまあ扱い普通にあるよねという感じなんですが、店内の冷蔵ショーケースがなかなか面白くてラスグッラにラスマライ、ハルワなどミターイ(インドの生菓子)が並んでおり、まるでベンガルかよってふうに感じられます。
食堂のメニューにはドーサやビリヤニはおろかパニプリ、ベルプリなどストリートフードに西洋風にハンバーガーまで並びます。
パンジャーブー料理にミターイはベンガル名物、南の料理もあってとさながらちいさなインドメシの博覧会という様相。こりゃあちょっと通いたくなる。
ベジのビリヤニがあったのでそれを注文しました。
ビリヤニはごはんの仕上がりがさらさらでパラパラでどこまでも大量でちょいと辛めで。
炊き上がり軽いのでどこまででも食べられてしまう、なんて思ってしまいます。これはなかなかいいものだなあ。
ところが、やっぱり量は多い。すごく多い。驚くべき多さなんです。がんばろう。
パニールがとてもいいですね。うっすら風味に独特の食感。インディアンスタイルのカッテージチーズです。
ビリヤニ自体は味はそれほど濃くないとも感じます。いや、ちがうか。軽いからそう感じるのかもしれないな。うん、十分な味付けですね。だからこそライタとチキングレイヴィがあるとうれしい。
チキングレイヴィ、タマネギとチキンの風味豊かで上出来だねこれは。ライタも大きめの玉ねぎの刻みが歯応え食感良くて魅力的。味を変えればいくらでもいけるなあ。
なんていってた舌の根も乾かないうちにもうギブアップ。
たっぷり2人前はあろうと思われる量はさすがに食べきれず、持ち帰る旨を伝えると容器も提供してくれました。
とにかくこんな面白い店がある栃木県小山。素通りするのはもったいない。ほかも掘ってみたくなるねえ。
北関東がずいぶん面白くなっているらしいですよ。カシマワーラーが言ってたから間違い無いよ。
しかしなんでスズキパンジャブなんだろう。
レジにいたおねえさんが鈴木さんなのかなあ。
聞き忘れちゃったな。