久しぶりに一目惚れしました。いや、久しぶりではないか。わりと一目惚れが多いか、そっか。
が、しかし、初めてこのサンダルの写真を見た時の衝撃は最近にはなかった物があるのです。インパクトがすごいよ。
好きな割にはあまり熱心にスニーカーをサーチしていないわたしです。
ありがたいことに今回偶然なにかの媒体で発売前情報を得たんだよね。ナイキからすごいデザインのアウトドアテイストのやつが出る、そういう情報を仕入れました。
発売当日の朝、リマインダーまで入れて目覚ましをかけ待機。布団の中でスマホをこちょこちょやって無事購入。
驚くべきことに購入10分ほどの間、見ている前で候補に入れなかったカラー、ブラックはさらさらと売り切れとなりました。
やっぱり人気か、そりゃそうだよ。
そもそもナイキ ISPAプロジェクトとはなにかを知らなかったんですよね。
「最新テクノロジーを活用し、Improvise (創意)、Scavenge (探求)、Protect (保護)、Adapt (順応) の理念を追求。」
とサイトにありました。
悪天候とか厳しい地形などを意識しながらも都市環境でのタフな状況を克服することに特化して作られているとのこと。
日常生活で起こりうるあらゆる問題に対応をするためのソリューションとしてのシューズ、ということかしらね。
ナイキラボとはラインが違うんですけどわりと重なるところもあるプロジェクトなのではないかな、感じます。とにかく今までのラインにはない革新がこのプロジェクトでも生まれているということ。わたしの好きなACG寄りかとも思ったんですが、機能面はともかく昨今のACGのカラースキームと違う感もあり、これはISPAプロジェクトのシューズなのだと再確認。
「ナイキ ISPA オーバーリアクトFK サンダル」
オーバーリアクトソールは初めて履きます。
アウトソールに強い個性のあるこのシューズですけど、クランチチョコレート風とでもいいいましょうか、特徴的なこのアウトソールユニットはこのシューズの名前の通りでISPA OVERREACT FKのものを継承しています。異素材を複雑に組み合わせたオーバーリアクトソールで二足を比べるとフライニットのスニーカータイプよりクセの強いデザインのサンダルの方にこそよく合うソールデザインなのではないか、と感じます。
強い反発性とソフトなクッション性を合わせ持つリアクトソールを使ったシューズはいくつか欲しいものもあって迷っていましたがFKサンダルは迷わず直感的に注文しました。
足を入れてみるとミッドソールはクッション性を感じさせる柔らかめの包まれイメージ。なかなか快適なんじゃないかな。アウトソールの、推進力ではなくグリップという方向性の機能と合わせてアウトドア向けだと感じます。インソール、インナーと一体縫製となっており脱着は不可の様子。
アッパーは足を包みトラクションを発生させる機能として必要最低限に削ぎ落としたものとのことなんですけど、サンダルというにはかなりシューズ寄りの布量と感じます。
シューズ内に空気の流れを作り出すなどのテクノロジーも搭載。フィッティングはヒールのドローコードをヒール側から後ろに引く形となっていました。
本来アッパーの外皮の中に内蔵されるであろうレイヤー構造を露出させたデザインで、ワクワクさせる楽しいもの。
ああ!そうか、あれだ。
リーボックのポンプフューリーと、そこらへん、近似性を感じるなあ。そうかそうか、そうだよね。
あれもエアチェンバーを本来外皮の中に入れてあるものを外に出しちゃえ、見せちゃえでデザインされています。そういう部分に近似性を感じてとてもおもしろい。
とにかく久しぶりに「異形のサンダル」という感のデザインで押さえておいて損のない満足感を感じました。
しかも今回誕生日チケットの期限最終日という発売日で運命すら感じてしまったのですよ。
これはいいねえ。