カレーですよ4522(検見川 シタール)偉大なりバターチキン+タンドりんご。

ちょっと驚きました。朝カレー、あの名店の誉も高い千葉検見川のあのお店が朝カレー。

一体何が起きたんだ、と駆けつけました。

 

 

カレーですよ。

 

 

なにで見たんだっけかなあ。InstagramかTwitterか、多分なにかのSNSで見たと思ったんですが。

通常11時半から営業が始まるのがカレーやインド料理のレストランなんかのスタンダードだと思っていました。ランチをやっているレストランだったら大体早くても11時スタート11半が普通という感じでしょうか。12時スタートのお店だってあります。そんななか、朝の10時半から営業していると聞いて驚いたのが、千葉検見川の

 

「印度料理シタール」

 

どうやらコロナ禍の体制で時短営業を強いられているところでの対策の様子です。千葉が誇るインド料理の名店がなんということか、と思わず膝をついてしまいます。コロナ、憎し。と膝をおとしてないで、それならとさっそく応援を兼ねての朝からインド料理。これはこれでなかなかいいんじゃないか、と思ったんですよ。

 

実は幕張で規模縮小ながらもトレーディングショーをやっており現在取り組んでいるプロジェクトの商社さんが出店しているのでそちらへ行く用事もあっての午前中、です。

 

席に着いてすぐ、早速顔バレしてしまいありがたくもお気を遣っていただきました。これはね、わたしがカレーの人だからではないんだよ(それも多少あるけどさ)。必ず声をかけてくださるホールスタッフさんたち。マニュアル通りというのではまったくなくて、すーっとそういうのをやってくださるんです。気持ちというものが伝わるんです。

席につき、店内見回せば改めてそのインテリア、意匠のセンスの高さや居心地いい客席などに感銘を受けます。大好きなんだよねえ。

 

建て替え前ももちろん大好きでした。建て替え前のお店の方が付き合いが長かったからもちろん愛着はとても強くって。でも建て替わって新生シタールになってからのこのインテリアも大好きなんです。それは増田社長としずえ夫人にその強いこだわりを伺ったからなおのこと、なわけです。本当にいつ来ても快適です。

店の空気は店を率いるトップと現場のスタッフの顔の向きがきちんと一緒になっているときに作られると考えています。この店には間違いなくそれがあると感じます。

生半可で生まれるものではないそれが、ここには隅々まであるんだよね。

さて、注文。

 

「シタールランチセット」

 

を選びました。

カレーを2種選択します。南インド風ベジタブルカレーとバターチキンカレーに決めました。ごはんが日本米とバスマティライスがチョイス可能。インドのごはんにしてみました。

まずスープがやってきます。ラッサムだね。

シタールのラッサムは個性的です。度が過ぎない酸味、控えめの辛さで、しかしそれでも十分に目が覚めるパンチあるお味。食欲がむくむくとわいてくるのがわかります。

 

バターチキンカレー

バターチキンには2種類あると思っています。バターチキンとシタールのバターチキンです!紋切型になってしまって恐縮なのですけど実際に食べるといつもそう思うし、そう言いたくなってしまうんです。もちろんもっと細かい区分けはできるでしょうけど、チキンバターマサラとシタールのバターチキンカレーはちゃんと分けたいくらい違いがあって、そして特別なんです。なんというか、伝わりづらいかもしれないけど。おいしいミルクを飲んでいる気分なのですよ。我ながら変な言い方だなあ。でもそうなの。もしくは高級レストランのスープ、かな。飲めるカレー、飲みたいバターチキンカレーなのですよ。この文章を覚えてシタールに食べに行って確かめてみて。

南インド風野菜カレー

 

これがね、とにかく軽やかなのが素晴らしいのです。野菜本来の旨味や甘さをスパイスが上手にコントロールをかけていて、野菜がもともと持っている甘さをだらだらと過剰に皿の中に広げすぎずに、いい塩梅で塩とスパイスでまとめて、すっきりと仕上げてあります。うーん、こんなバランスのものを出されたらスプーンが止まらないってば。

チョイスとしても、個性とエッヂを持つバターチキンにこの穏やかで滋味深い野菜カレーを合わせるのはなかなか良いと思うんですよ。自画自賛です。

 

いや、わかっちゃいるけどやっぱり、まったく、満足感が高いです。にやにやとしながら、でももったいなくて意識をしてスプーンのスピードを落としながら楽しんで、味わって食べるんです。

こういう気分はカレーを食べるという一般的な気分と少し違うな、と思います。

カレーはがーっと掻き込むのが楽しい食べ物でもあるけれど、そうじゃないカレーというものもあるのです。茫洋としたものだな、とまた思います。

さて、そして!!

 

気をつけないとこっちが主目的になってしまうほど大好きな、とにかく冬場はこれを頼まねば帰れない、狂おしくも美味しいやつ。

「タンドりんご」

 

今回卓上のメニューpopは「タンドRINGO」となっていましたね。タンドール窯で蒸し焼きにしたリンゴをシタールの野生黒蜂蜜で漬け込んで、それにアイスクリームを添えてある、ちょいと気絶寸前の美味しいやつです。あったらもちろん迷いません。なんなら2人前欲しいところ。

これはもうちょっとした天国のようなデザートだよ。これ書いてていやになってきます。いま書いているこの場所にタンドりんごがなくて、思い出して書いている事実にいやになるんです。

ああああ!いまたべたいすぐたべたいまたたべたい!

食べれば食べるほどからだもきもちも緩んでゆくよいものです。たまらないなあ。なかなかこれ、同じものには出会えないです。

いや、無理だろうね。だってスイーツ専門店じゃあタンドールがないし、インドレストランでこれだけ凝ったフルーツデザートはなかなかメニューに載せられないだろうし。

ここだけの、冬だけのお楽しみなのです。それでいいんです。

このためだけにシタールに足を運んでもいいよなあ。

なんて言いながら、ここまできたらカレーは食べずにおれないわけで、その相乗効果で何もかも奪われて幸せだけが残るわけです。

午後の仕事分の気力が戻るのか、それだけが心配だよ。