界隈には南インド、北インド、ネパール、タイと南アジアからこちらがわのレストラン、食堂が選び放題という大変ありがたい環境にあるわたしの部屋。カレーの人としてやっていくのにこんな好環境はないのです。
カレーですよ。
選び放題と言っても過言ではないカレー環境、南アジア料理天国なのであります。しかも最近またも実力派の南インドレストランがやってきました。ああ、天国かここは。
そして一番近所のパキスタンレストランが、大島四丁目団地内にある、
「ハビビ」
そう、パキスタン料理のレストランまでもがあるのです。団地の1階の商店街にパキスタンレストランが入っているなんてところ、そうそうないですよね。
店に入れば壁に輝く「ノーポーク、ノービーフ、ノーアルコール」の3つの約束の張り紙が眩しくこちらに主張してきます。
当然です。ここはムスリムレストラン。そりゃあもう、当然なのであります。
通常メニューはムガル料理が多いようですが、日替わりは基本ムスリムのお料理、パキスタンスタイルの料理です。
この日の日替わりは「ハリーム」と「チキンビリヤニ」ですよ。すごいねえ、平日の昼間、近所でこういうメニューが選べるって。きょうはひたすらコメを喰らおうとビリヤニに決めました。
出てきた
「チキンビリヤニ」
は思ったよりも少ないな、など思ってしまう自分がいて、これもうかなりおかしい。
当然充分以上に多い分量が運ばれてきているんですが、ビリヤニはだいたいどこでも2〜2.5人前出てくるのが当たり前なので控えめでハンドリングのいい(!)1.5人分くらいだとおや、少ないなど思うようなダメな人間に知らぬ間に育ってしまっていました。しあわせです。
この日のチキンビリヤニはちょいと辛めに決めてありました。
軽い食感とともにさらさらと腹におさまってゆくこわくてうまいやつです。いくらでも食べられそうでこわいんだよ。
チキンはもちろん地中に埋まっているわけで(なぜか南アジアのビリヤニは皆肉や茹で卵を米で埋めてしまうのよ)発掘してその大きさを確かめます。大きいなあ。
これ、ケンタッキーフライドチキンで2ピースのセットを頼むとだいたいこの組み合わせになるあれ、
骨つきのレッグと同じくムネの骨つきの部分が米の中から顔を出します。ちゃんと噛み締めて旨味が出てくる正直なもので、たいへん納得がいくお味です。おいしいねえ。
ライタをかければ軽やかさが増して食欲も加速するってものです。サラダのドレッシングの甘みもそれを後押ししてくれます。
いやいや、おなかいっぱい。楽しく一気に食事を終えました。
壁のテレビでは何やら数字がたくさん表のような形で写っています。そのほかはすべてウルドゥ語で、しかしなんとなく、選挙なのではないかと思えてきました。
気になったのでホールの男性に聞いてみるとやはりパキスタンでは選挙が行われている様子。そうかあ。
狭い入り口を設けてひとりひとりに非接触型の体温計をむけてチェックを行なっている映像が写っています。
それをみて、ああ、やはり一駅分ではなく、都道府県単位ではなく、国ひとつではなく、世界全ての場所でコロナウィルスが猛威を振るっているのだということを改めて実感します。それでも僕らの日々は続いていくわけで、なくなっちゃ本当に困るので、今日も飲食店で外食をします。応援しています。
でもみなさん、ウィルスにはくれぐれも気をつけてね。
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