カレーですよ4593(三島広小路 スパイスセブン)バーとしてきちんとしている、カレーがうまい店。

三島広小路界隈で素敵なお店に行き当たったんです。伊豆箱根鉄道、かわいい編成の電車が路面を走る三島広小路駅の脇、階段を上った先にその店はありました。ちょっとシックなバーという風情のお店。

抜けがよい感のある心地いいホールで美しいスパイスカレーを食べることができたんです。

 

 

カレーですよ。

 

 

ちょいと足を伸ばしました。取材でありお仕事でもあるわたしの外食の日々。見ていると辛くなることも多いです。ただもう十把一絡げにしての規制。飲食店がこんなに感染症対策をしてやっているのに、と感じずにおれません。

そんななか、お客さんもさしがにそれはダメだろうという人もいて、なかなか難しい。それでもわたしはそういうものを見て考える、というところも含めて日々飲食店に向かいます。

例によってあてもなくやってきた三島界隈。当てもなく、と書きましたけど仕事はあったりして、そちらをきっちり済ませての夕方です。そう、カレーのあてがなかったんだよね。

界隈であればつい見知った北田町の「セイロンパラダイス」に行ってしまうんですが、毎度それでは芸がないもんね。ちょいと調べると良さそうなお店がありました。それがここ、

 

「スパイスセブン」

 

センスの良いバーのような1階の階段前入り口。

階段を上がると厨房に向いたカウンターと窓際のカウンター、2本があってここもバーのような雰囲気です。つまりのんびりさせてもらえそうな印象だったんです。

カウンターの中には男性が二人。クルマではありますが、やはりこういう雰囲気でつまみのメニューもあるお店では何か飲み物を頼むべきだと思っています。その方が楽しいしね。

ノンアルコールビールがあったので、それをお願いしました。

 

ここで目から鱗。真っ白な霜がついてきりりと冷えた細長いタンブラーが登場。なるほど、やはりここはカレー店ではなくバーだよね。

ちゃんと飲んで楽しんで、スパイス料理を食べる場所だ。嬉しかったな。そしてちゃんとそういう作法で出てきたグラスで飲むノンアルコールビールは印象が違ったんです。ちゃんとおいしい。ちょっとえぐみだったり酸味がおかしく感じるモノが多かったんだけど、ひと手間かけてあげるだけでいいものに変わるんだねえ。

さて、とはいえカレー。

 

「2種類の合いがけカレー」

 

をもらうことにします。

3種用意される定番から「ポークビンダルー」と「豚挽肉とごぼうのキーマカリー」を選んでみました。

 

ポークビンダルーの解釈というか、味に驚いたのです。ほとんど酸味がないんだよ。

いや、褒めているのです。賛同しているんですよ。うまいんだもの。

 

無理して本場さながらに仕上げるとかしておらず、あくまで調理人の思う美味しい味に着地させているのですこれ。こういうのがいいんだよ。こういうのが好みです。あたりまえなんだけど、いろいろと「本場」とか「本格的」とかあるんだけど、まず聞きたいのは「それっておいしいの?」ということ。もうね、それありきです、当たり前だけど。料理は食べてくれる人のことを置いてけぼりにしちゃあだめなんです。

豚挽肉とごぼうのキーマカリーもよかったなあ。おだやかで旨みとふくよかさ感じる良キーマです。

ニンジンのラペの味の落とし所とか、玉ねぎのピクルスとか、添えられたものにもちゃんと愛情がこもるのが素晴らしい。とてもよいひと皿でした。

店のお二人も雰囲気良く、快適に過ごすことができたのでうれしかったな。ノンアルコールビール、きちんと冷やしたグラスで飲むとちゃんとうまいことを発見できたのも収穫だったなあ。お酒の扱いに長けた店ならではのたからもの、です。また来なければいけないね。

帰りに立ち寄った書店で地域の情報誌を探していたら、偶然にも今さっき見た料理が表紙になった本を発見。ちょっとうれしかったよ。

地方に行くと必ず本屋さんとスーパーマーケットに寄るようにしているんです。その地域の人たちの生活とリアルが見えてくるよ。