カレーですよ4637(松屋 海鮮ごろごろシーフードカレー)シーフードカレーの限界を越える。

松屋、いいですよね。カレー上手に作るよねえ、いつも。

 

 

カレーですよ。

 

 

とはいえ今発売してるやつ。(あ、あした終売か、、)

実はまったく期待していなかったんですよね。経験上、シーフードカレーという名前で出てくるカレーにろくなものなしという頭があったんです。

出来合いの冷凍シーフードは上手な扱いをしないとえぐみが出ることが多いです。そういうものを使っているのはまあいいと思うんですが、大体カレーソースがつまらないことが多いんだよ。よくある洋食カレーソースにただシーフードを入れ、入れた結果として海のものの出汁が出る。ただそれだけのものがなんと多いことか。ああ、つまらない、つまらないぞ。

で、松屋に出かけたんです。少し前、ロケットニュースで、和才記者が書いていた「シーフードクリームキーマカレー」というのを食べてみようと思ったんですよね。

それはなんか毛色が変わってて興味が出たんです。

テスト販売中で

 

「松屋 亀戸店」

 

にもあるらしい。それで行ってみたらテスト販売は終了しており本販売が8/24から。ポスターが風に揺れ地ました。うむむう、残念。

仕方なしにその名前でまったく期待しておらず、内容も見ていなかった、

 

「海鮮ごろごろシーフードカレー」

 

を注文。

ところが、だよ。

松屋のこれ、なかなか良くできていたんです。

 

かなりじゃぶじゃぶのお汁とシーフードとのコンビネーション、これがなかなかに良い結果が出せていると感じます。海鮮スープの趣があるなあ。ブイヤベース的と言ってもいいかもしれないな。スープカレーという言い方は間違いだと思っていますが、結果としてそれに近似性が出ている感もあります。

具材も過不足なく、というよりたくさん入って嬉しさ込み上げます。エビ、イカ、あさり、貝柱と思っていたものはイタヤ貝のようです。

もうひとつの美点はいつものカレーより喉が渇かない塩分量だと感じること。(それでもけっこうな、ですけどね)松屋の料理はターゲットと戦略から濃いめ、塩分強めに感じる調味が多いのですが、これはわずかながらその平均値を下回っていると感じました。とはいえごはんは大盛りでバランスするというかんじかなあ。

きれいな盛り付け、ごはんの上、頭頂部に乗せられた福神漬け。次はこれだね。松屋の次の目標にすべきはこれでしょう。

カレーに並々ならぬ情熱を注ぐ松屋ですが、たとえば副菜なり箸休めなりのカレーに添える薬味。3種ほど用意をしてはどうかしら。タマネギアチャール、ニンジンラペ、福神漬けとは方向の違う漬物類など。タマネギの甘酢漬けなんていいかもね。コストや管理は大変ですが松屋の開発力とカレーにかける情熱なら乗り越えられるのではないかな。

これらがあることでターゲット外のカスタマーや松屋メシではインスタグラムにあげてもねえ、という層を取り込めるかもしれないと思うんです。

一考願いたいと切に願うわたしであります。