カレーですよ4806(静岡 吉田町 きしばた)懐かしき味とスタイルのカレーハウス。

 

焼津でカレーを食べられてほっとひと段落。命拾いをしました。すごいおなかすいてたもんなあ。静岡ではほとほと困り果てたなあ。

 

 

カレーですよ。

 

 

クルマを浜松に向けます。静岡で早めのランチにするつもりだったんですが、そんなこんなでそこそこの時間になってしまいました。2軒目も行こうとごはんの量を控えたりもしたのだけどねえ。どうすっかなあ。いや、今回は「さわやか」はなしの方向で。並ぶしハンバーグメインだし。でもカレーいいの出してるんだよね。あれは食べないと勿体無いよ、みなさん。

そんなことを思いながらクルマを進めると、ロードサイドにカレー店を発見。大きな看板があるわけではないんです。ただそのロードサイドのお店は屋根が黄色く塗ってあって、目立たぬような、目立つような。

しかしカレー方面のカンが強くすばやく働くわたしの脳みそに響いてきたのですよ。

あ、やっぱりカレーだった。

 

「きしばた」

 

の、ペンキで黄色く塗ったその外観は、確かにカレースタンドと言われればそうなのでしょう。いや、カレースタンドと言うよりもカレーハウスかな。でも店名と看板にあまりカレーを主張してこない感がありました。店の色が黄色いからそれで十分なのかもね。

お店に入るとカウンターの中にはお父さんとお母さん、そして娘さんでありましょう。お店はその3人で回している様子です。

広い店内は見晴らしがよく、カウンターの中も広々、ついたてや高さを変えたりなどしておらず、調理風景がよく見える、という感じの全体印象。ちょっと好きな感じです、こういうお店。

入り口に大きな画面のモダンな券売機こそあれど、店はやはりクラシックな家族経営のカレースタンドに見えました。好みの感じだねえ。

ドライチキンカツカレーを頼もうと思ったんですが、どうやらチキンが売り切れらしい。では、チキンカツなしの

 

「ドライカレー」

 

を選びますか。

カウンターの中では早速大きな中華鍋の中でごはんが炒められてゆきます。自分の食事が作られるさまを全部見られるというのはとても楽しいよね。あっというまにわたしのドライカレーが完成です。

手際が極めていいのです。見ていて気持ちがいいね、こういうの。

出てきたカレーがこの写真。いかがでしょうか。

 

ドライカレーとくればカレーチャーハンも同じ。そう考える人は多いんです。しかしここのドライカレーはカレーソースがかかっていました。これがなんとも嬉しいのだよ。ちょっと色気を加えてやろうと乗せられたベーコンも良い仕事をしてくれてます。

刻んで入れるなんていうチャチなことをせずそのままの大きさで焼いてどんと乗せる。これ、いいではないか。好きだねこの感覚。

懐かしきカレー粉味であり、しかしそれだけでは終わっていないこのドライカレー、大変好ましいです。

お父さんの手際とお母さんのコンビネーション、娘さんがわたしの目の前にいて店全体を仕切っているのでちょいと気恥ずかしかったんですが、その堂々とした物腰に感心したりもね。

すっかり楽しんでしまったよ。