カレーですよ4836(御徒町 デリー上野店)代替無用の唯一の味。

絶対的なものというのはいろいろあるもんでして。そのスイッチが入ったら、そこ、それしかダメ、他じゃ代替えがきかない、というものがあります。あるよねえ。

 

 

カレーですよ。

 

 

カレーでもそういうものが多々あるんです。わたしだったら筆頭は幡ヶ谷の「スパイス」のエッグ入りポークチキン。もうあれは代替え絶対に効かない。

あとはやっぱりあそこです。何とかあれとかそういうことではなく、食べたいときは迷わずに御徒町に出かけていきます。

 

「デリー上野店」

 

はわたしにとってそういう場所。いつもそうですが、御徒町界隈で時間を使うのはデリー上野店のついでということになるんだよね。主目的はそっちなんです。

デリーの系譜は皆さんもご存知の通りでデリー自身が認めている暖簾分け店と、デリーで修行したコックさんが出したお店、これは外様といえるかな。それから独自研究で近づこうとした店、これはリスペクト系。デリーの味から独自進化した店などもあって多彩ですな。

色々あるけれど、とにかくデリーの本店に行かなければ始まらない話しであり、デリーがあってその味を知ってそこから細い路地に入っていく感じでしょう。無論行き止まりや道を間違えることもままあるわけです。

 

それはさておきやはり上野のデリーがとても好きです。店として、好き。カレースタンドに程近い作りの店内も、食べたらぐずぐずせずさっさと出ていく客たちの態度も、おかしな笑顔と度を過ぎた親切みたいなおっつけのホスピタリティではないキリリとした接客も、何もかも好ましいと感じます。

ただ味があの味だから通っているのではないんだよ。店の空気が好ましいから通う。それがあるからきちんとうまい料理が生きてくる。

デリーはそういう店なのです。