【緊急】
この記事のお店、カシワカレークエストにも参加中の「べっぴん舎×ビストロバンビ」が本日 7/30をもって閉店することになったそうです。
もしも今日、間に合うようなら記事にある「べっぴんスパイス坦々麺」を食べに行ってみてください。
「かしわカレー図鑑」の波木編集長にお誘いをいただいて柏にやってきたのです。この夜のお題は「柏のべっぴんカレーを食べ歩く会」。うむ、うむ、これはいいテーマ。
カレーですよ。
今年の春に開いたばかりのお店には「べっぴん舎」の名前も入っていました。このお店、表のテントの名前だけでおやっと思わせるよね。
べっぴん舎って看板にあると、おっと思います。それはつまり柏、ボンベイ、べっぴん舎と三題噺なわけで、わかる人にはわかる話であります。
「べっぴん舎 x ビストロバンビ」
というお店です。
今年の春に開いた店ですが、普段はラザニア、ブッフブルギニョン、ビスティッカ、パスタにリゾットとビストロメニューが中心です。
今回「カシワカレークエスト2023」にタイミングを合わせてべっぴん舎との初コラボレーションメニューが登場。
「べっぴんスパイス担々麺」
いやこれ、すごく良かった。
神田駿河台下のミシュラン掲載店である「ビストロ べっぴん舎」の定番メニューでわたしもお気に入りの「赤のべっぴん薬膳カリー」をスープベースとして据えてあげて、ビストロバンビ謹製の甘く香ばしい肉味噌を乗せて完成させています。
まずね、刻み海苔との相性に驚かされるんだよ。スパイシーなスープ、麺と香ばしい海苔の香りがこれほど上手に結びつくとは思わなかったぞ!
麺は太めでちょい縮れ。食感しっかりでむぐむぐと噛んでいって味わいが出てくる好きなタイプです。これまた実にうまい。痺れは控えめで適切な感じが好印象。肉味噌、いいなあ。すごくいい。甘く旨み深くスープに溶いてしまうのが惜しくなるおいしさですが、やっぱり混ぜて食べてやるのが旨いよね。いいよね。
ラーメン店で出すカレーラーメン的メニューってのがあります。当たりまえではありますが「ラーメン」です。とても正しい。ラーメンの味を逸脱しない線でカレーの味や香りを乗せるという感じでまとめるものが多い、というかほとんどだと思います。当たり前ですがラーメン店ですからカレーそのものを出しちゃいけない(メインにしちゃダメってこと)。
カレー食いのわたしが食べると少し物足りないと感じることもありますが、そりゃしかたない。ラーメンだから。ところが「べっぴん舎 x ビストロバンビ」のこれはいい意味でスープがちょいとカレー寄りに仕上がっているんですよ。麺はがっちりと旨いもので、そこらへんで上手にバランスさせているのが好みでした。これはいいものです。
さて、ここで「追いリゾット」を追加。
勘違いしていたんですよ。「追いリゾット」は「追いリゾット」であって「追いメシ」ではないです。白メシが出てきて「スープに入れてリゾット」ではなくて「リゾットが出てくる」んであるよ。そうか、そうなのか。そういうことなんだ。それで、しかもそのまま食べてすごく旨いリゾットが出てきちゃって、そうなるとスープに入れるのを躊躇しちゃたりね。
なんだかもったいなくて、丼にどさっと入れずにお皿にリゾットを盛ってあげて、そこにスープを入れてみました。これもいいなあ、旨いなあ。
やっぱりカレー味の何かはごはんのものにちょっと合わせたくなるんですよね。その欲求を上手に逆手に取って旨いリゾットを食べさせて、しかもピンでいってもスープ合わせでもどちらも旨いというもので、圧倒的です。いやこれ脱帽モノ。
これはいいものです。間違いない。
ぜひ「カシワカレークエスト2023」のガイドマップを持って訪れてみてね(店にもガイドブックの配布の用意があったよ)