昼にカレーが食べられなかったのですよ。遠出をしてこれは由々しき問題であるよ。が、致し方ない。優先せねばいけない案件があったから。珍しく妥協しました。
カレーですよ。
妥協して、結果カレーではない美味いものにありつけたので、問題ないんです。で、夜だよね。
昼間はスリランカ料理のお店に振られて、でもせっかく霞ヶ浦あたりまでやって来たのだから、と探したお店に向かいます。
はじめはカレーライス屋だと思ったんだよね。その屋号である、
「インドキッチン ドラゴンカレー」
というのになんとなく日本人的なにおいを感じたから。ところがここ、インドレストランでありました。いや、違うぞ。お店のインスタグラムにはインドカレーという表記もあったからそうなのかなあと思ってたんですが、メニュー見たらスリランカ料理もやってるじゃない。これはうれしい誤算。昼にスリランカ料理を食べ逃しているので願ったり叶ったり、であります。
店主が一人で店番をしていました。
では、カレーを注文しましょうか。「スリランカプレート」というそそるメニューがあったのでこれに決めます。メニューには他にもデビルライスと思わしき「旨辛チキンプレート」という名のワンプレートライスがあったり「シルベスタのまかないプレート」など気になるメニューが色々とあったよ。
で、店主が厨房から戻ってきたよ。なんらかの原因で作れない旨を伝えられました。そっか、だったらここのシグネチャーメニューであろう、
「ドラゴンカレー」
にしてみよう。
店の看板をメニューに冠せてあるんだからね、いいんじゃないかしらね。
やってきたカレーがおもしろかったんです。黒いカレーが来たので食べてみたらサラサラにしないカシミール、そういうイメージがあってね。ほぉ〜という感じ。ガーリックのパンチ強く切れ味鋭い辛さと後味の苦味からくるキレの良さ。かなりご機嫌な味でした。苦味やスパイス遣いがスリランカの黒っぽいタイプの肉カレーに似た感じがあったので、あれを土台にしているのではないかしらね。これ、すき。
アチャールも面白いのです。異例なんだけどね、甘く仕上げてあるのです。玉ねぎの甘みではなくて、調理で甘味を加えた感。これがかなり辛いこのカレーによく合うんであるよ。ナッツのチャトニもかなりのレベル。どちらも混ぜるとバランスが取れてとてもいい。いいねえ。
実はけっこう辛くて半分ほど持ち帰ったんです。辛さの指定を聞かれて中辛程度と指定したんですが、ちょいと厳しかったな。
持ち帰った分は玉ねぎとか卵を入れてアレンジ、辛さを落ち着かせて食べてみようっと。
賄いの名前があったりチェティナードとかチェンナイなんていうキーワードがちらちらあるメニュー、面白いのでまた来てみたいです。