カレーですよ5216(大島 ジャシャン)我が町にまた増えるインドレストラン期待の新星。

お店の引越しで大忙しの大滝店主にまたも教えてもらった地元、都営新宿線大島駅周辺情報。またまた新しいインドレストランができたらしいのです。どうにも日に日に濃くなっていっている界隈であります。

 

 

カレーですよ。

 

 

江東区、都営新宿線大島駅界隈はすごいんだよね。中の橋商店街なんてのがあるんですが、ちょっと路地を入ると急にヘビウリとか青バナナとかバナナの花とか売ってるの。ピアズ(あれだ、ドピアザのピアジャ、ピアズ。小さい紫玉ねぎ)とかカレーリーフとかビーツとかドラムスティックまで普通にあるし。

しかも地面に箱並べて売ってるし。でもここはガートのそばでもオオジマナガルでもなく、都営新宿線大島駅、下町のなんの変哲もない町なのですよ。そしてインド人が多いのです。インドの学校もあるしね。え、移転した?教えて小林さん!

こんな町で新しくできるインドレストランは珍しくありません。とはいえ東京の、日本のインドレストランは日々アップデートを繰り返しており、昔の民族調丸出しのインド食堂は減りこそせずではあるんですが、横ばい。モダンでスマートなインドレストランが徐々に増えています。

 

「ジャシャン」

 

というこのお店。ここはその後者。この界隈では珍しいコンセプトです。

小さな店で、3テーブル6席のコンパクトな店内なんですが、洒落た壁紙や天井の照明、シンプルな内装でなかなかにカッコいい。食堂ではなくてレストランというのが見え隠れしていていいな、と思うんです。コックさんがひとりでやっているようす。

 

「チキンビリヤニ」

 

を頼んでみることにしました。この日は汁物所望ゆえ迷ったんですがグレイヴィーがついてくるようなのでビリヤニを選びました。

やってきたビリヤニはチキンビリヤニ。ほかにベジビリヤニとかマトンビリヤニも選べるみたいです。

このビリヤニ、ちょいち辛めで心地よいぞ。奥行きもあり、切れ味もありで、おやおやこれはかなり旨いのではないかしら。チキンの仕上がりもかなりのレベルでね、骨付きのドラムスティック(サンバルのアレではなくチキンの方)が大きなものが1本どすん。それにムネあたりかな、結構な量が入っていて満足感が高いんです。

トマトベースの酸味爽やかなグレイヴィがついてきて、ナスのカレーだよ、と言っていたんですがナスは固形では入っていなかったな。ぜんぜんいいんだけど。トマトグレイヴィ大変に良い味です。いい、個性があって美味しくて、いいぞ。ライタもちゃんと調理と個性があるよいものです。

こりゃあいいセンいっているなあ。どの料理も甘辛酸っぱしょっぱがきちんとバランスが取れています。おいしいです。

セットの飲み物で頼んだラッシーは濃いめ、甘めでこれも満足感が高いもの。

ああ、これはいいな。

ラッシーの器がチャイカップを模してあってね、洒落ていてうれしくなります。こういううつわを選ぶセンスがあるんだね、いいね、現代的だと思う。

 

なんだ、いい店じゃないですか。次回はカレーだな。早々に行こう。