【コラム】無心に肉を焼く話。それは「肉セラピー」。

少し疲れたり行き詰まったりは家庭だろうが職場、学校だろうが誰にでも良くあるお話し。その中で、そこから脱出、どうやってすればいいかなあ、とか気持ちの切り替えどうしようかねえ、という時にね。お肉、いいとおももうんだよね。自分で焼くといい。

人に焼いてもらうこともあるし、それもいいけどさ、リセットなんていう時には自分で、一人で焼くのがいい気がしています。

そこ含めの肉セラピー(いま思いつきで名前つけた)なのです。

そういう時のお肉はね、ひとにご馳走になっちゃいけない、そう思うの。自分でね、自分で買うの。

なんて、このあいだ桑名で松坂牛のものすごいコースをご馳走になったというのにね、舌の根も乾かぬうちにこんなことを言ってる。いやまたご馳走してください!(笑)

そうだなあ、ゴージャスなやつもすごくいいんだけど、「気持ちの切り替え」のためのお肉、自分で焼くお肉ならご馳走肉の手前くらい、ちょっと手前くらいで寸止めって感じのお肉を選ぶといいんです。

それくらいの品質や値段のお肉をね、用意するの。

それで、できるだけ一人ぽっちで誰にも気づかれずに肉を焼いて食うの。

かたずけもね、完璧にするの。誰にも気づかれないようにするために。それがいい。

山でもいいよね。奥さんや子供のいない時間の台所でもいいと思う。ベランダでもいいかな。

なんだろねえ、ただ自分のためだけに少しいいお肉を焼くのはすごく慰めになると思うんだよね。やってみて、自分の心にぴたりとくる方法か、確かめてみてね。