カレーですよ5759(北杜市大泉町 カレー屋 サーカス)ひまわり市場の裏の古民家。

蓼科での短い静養の帰り道、相変わらず寄り道が好きなわたしなわけですが、今回珍しく、ぶらりと歩き回るテーマをゆるく決めていました。「ローカルスーパーマーケットの旅」であります。

 

 

カレーですよ。

 

 

東名を裾野で降りて「サンサンクック」、「カドイケ」、「100円ショップレモン」にもたち寄って、次に「エブリイビッグデー」。三島に移動したら「しずてつストア」にも立ち寄ります。そこから高速に戻り八ヶ岳までノンストップ。短い湯治など楽しんでからの、のんびりした夜。よかったなあ。翌朝も山を見ながら露天風呂に体を泳がせて大いに緩みました。

翌日も定番「ツルヤ」や「Aコープ」など巡り、「八ヶ岳の奇跡」と呼ばれるスーパーマーケット「ひまわり市場」をのぞかせてもらって、と。

で、「ひまわり市場」までくると立ち寄りたくなるお店があります。「ひまわり市場」の真裏に位置する素敵な築100年古民家のカレー専門店、

 

「カレー屋 サーカス」

 

すごい良いお店なんだよね。とても好きなお店です。前回もそうだったんですが、申し訳ないことに14時半、閉店時間ぎりぎりの滑り込み。なのに快く迎えてくださるのがありがたいんです。とてもうれしい、お腹がすいたぞ。

やっぱり素敵な建屋のここ。築100年の古民家改築というスタイルです。ほんとうに立派な建物で、外から眺めるととても美しいものです。入り口を入ると土間があります。大きな昔の建物の作法だね。高い天井、立派な柱と梁。土間はかなり広くて席間を広く取ったテーブル席が3席ほど用意されています。奥には座敷があってこちらにも座卓が広げてあります。どちらも快適、居心地がよいんだ。

テーブルや椅子もアンティークなものを選んでありセンス良く落ち着いていて、とにかく快適。ところどころに飾られるドライフラワーや小物までその空間への馴染みがよく唸らされます。隙がないのに緊張感を感じさせない美しさ、とでも言いましょうか。BGMはほんとうにうっすらというものでこれまた快適。ふんわりと穏やかな空気に満たされています。

さあ、カレー。迷ったらこれ、の表記があった、

 

「サーカスプレート」

 

を選んだよ。

キーマカレー

これ!ものすごくおいしかった。手切りと思われる肉粒大きな食べ応え強い肉は挽肉と呼ぶにはもったいない粗い大きさの仕立てでね、すこぶる良いものです。

アタック強いしっかりスパイシー。香り強く肉肉しく、とても個性的で好ましいものです。甘くせず、肉の旨みとスパイスで夢中にさせる仕上げで。これはまいった。ご馳走ですこれ。

 

野菜カレー

ココナッツミルク仕立てで甘く優しく、しかし香り高くとバランス良いカレー。甘みの中にある酸味の主張がまた良いのです。

さらさらと体に沁みていくような味わいはちょっとたまりません。きちんと野菜が美味しいのがいいねえ。それはつまり地の利ということかしら。八ヶ岳の恵みなのだろうね。そうだよね。これまたよいな。

 

チキンカレー

チキンカレーもとても良かったよ。旨みと肉の個性を活かす感じの味わいで、スパイス遣いも輪郭がきちんとある、響いてくるような使い方。

苦味で作るほっそりした輪郭と旨みのボディの組み合わせにグッと気持ちを掴まれます。香ばしさの向こうにバランス感じる仕上がり。いい、いいぞこれも。

 

副菜のマサラポテトに感心しました。香り高く、しかしここに塩味を乗せたくなるよなあ、というところをぐっと我慢してあるのが素晴らしい。こういうセンスはクセで塩を振ってしまうようなわたしには難しいんです。マネできない。

考えて抑制できるセンスってのは素晴らしいなあ。いいなあ。ライタの粘度が高く葉っぱの上に盛り付けられるというのも面白かったよ。見どころ、感じどころ多い良いプレートでありました。

 

お店自体のしんとした空気感や佇まいにこんなおいしい料理を重ねられるともうね、言葉もないわけです。料理だけでも場所だけでも成し得ない空気感は他に代え難いものを持っていました。わたしの部屋からは遠いんですが、その距離さえも含めて体験となることが理解できます。

また美味しい料理とリラックスをいただきにお邪魔をすることに決めました。

しかし、離れ難い場所だなあ。