わたしのラジオ番組への出演、やまけんさんにお願いしてしまったのです。そしたら笑って快諾してくださったのです。なんて嬉しいのだろう!!
10年以上前からブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」をずっと読んでいました。最近ではカレーのお誘いなどもいただけて、夢のよう。
カレーですよ。
収録で少々遅くなってしまったんですよね。19時からの収録でした。そんなこんなで21時ちょっと前。カレーの店はわりと夜が早いんだよね。
秋葉原界隈、21時ではお店も限られます。が、自分で書いておきながら、最近行っていなかった、
「スパイスパレット」
にどうですか、とやまけんさんからのサジェスト。しかも「はぴいさん前書いてましたよね」と。うれしいなあ!ありがたいことにお店、22時までやっていましたよ。そんなこんなで早足で歩いて飛び込んだスパイスパレット。
すこしつまみを頼んでちょいと一杯。そんな感じでスタートです。
つまみ類はアチャールが充実していて良い感じ。こういうもので呑むのはなかなかうれしいよなあ。しかもお酒もスパイスを漬け込んだ自家製のものも揃うという充実。いうことがないです。
アチャールの盛り合わせ「ベジ3種盛り」なぞ、かなりイケてるんですよ。これはいいねえ。
「砂肝のアチャール」いい。こういうものがなんとなくそっとメニューに入るようになりつつある日本人店主の店も静かに増えている東京のカレーシーンです。
こんな世界になるとはほんの10年前は思ってもいなかったな。
「スパイシーから揚げ」はフライドチキン。べサン粉を使ったフリッターになっており、つまりあれ、チキンパコラですな。出色の出来です、うーん旨い。
「マサラポテト」はポテトサラダをスパイシー仕立てにしたもので、これは好みだよ。アチャールのマリネオイルに浸して食べても旨かったので、両方頼むのはおすすめです。
「鯖マサラ」もいい、いいなあ。缶詰の鯖をスパイス炒めにしたもの。そんなに強い味にしていないのが上手い、ニクイ、大変おいしい。
遅い時間なのでつまみはここら辺で切り上げて、カレーにいくことにしましょう。
カレーは結局3種を注文となりました。
2種盛りの「チキン&キーマ」をひとりひと皿づつと選んだところ、店主が「今晩はこんなのもできますけど」とみせてくれた「サグニブタ」。青菜の類のカレーに豚肉入りだって。ではそれも一人前、と前述の1人一皿はキープのまま追加注文。およそ大人のおじさん2人が夜遅くにやることではないかもね(笑)でもこの夜は健啖家のやまけんさんと一緒。こわいものはない、というわけです。
どのカレーも大変よいものでした。全体のイメージとしてやんわりとしたスパイス使いでおかしなでっぱりへっこみを作らないセンスあるものです。
はじめはチキンカレー、おや、なにか足りない気が、など思ったんですが、いやいやそれは違うぞと思い直します。アチャールも他の副菜もあって、それを混ぜてきちんと完成するバランスの良い調味調整。それをやってからもう一度プレーンのまま食べるとよさと理由がわかるというね。うーん、素晴らしい。
キーマが特に好みですねえ。一瞬味噌を感じるコクとどこかからやってくる甘み。これとても好き。
サグニブタは、ポークの仕上がりがすごい。すごいんです。おいしい、素晴らしい。ソースの穏やかな味の中でポークの存在感がぴかりと際立つ仕上がりです。
3種ともちゃんと個性があっておいしかったなあ。
界隈で、がちゃがちゃとうるさくなくスパイス料理で飲めるというのは貴重です。ポーション小さめでお値段お手軽なつまみが多く、カウンターメインの店内はひとりないしふたり客くらいが使いやすいとかんじます。
とはいえ今日通してもらったテーブル席だって用意されているからね。
使い出よく、落ち着いて楽しくやれる良店。改めて夜来てみてよかったな。
やまけんさん、また行きましょう。