カレーですよ4565(新宿 牛かつ もと村)開発ディスカッションにおじゃま。

友人の音仲紗良ちゃんのお誘いで「牛かつ もと村」の新宿店へ行きました。なんでもカレーソースの開発をしているそうで。

そういえば前回のコレド室町店で定食についてきたカレーソース。あれのブラッシュアップとか色々進展しそうみたい。色々、くらいにしておきます、クローズドのイベントだったので(笑)

 

 

カレーですよ。

 

 

定食を食べるとおつゆがまず記憶に残る味でした。あごだしの風味が美しくあがっていてとてもいいんです。

牛カツ、このスタイルというものをもっと普及、認知させた方がいいなあとおもうんですよね。肉は柔らかく食感良く、おいしいです。なので牛かつでみんなが頭にピンときて描けるくらいのイメージを作らないとです。

もったいないもん、美味しいから。

 

「牛かつ もと村」

 

それこそがいま「もと村」さんが勧めているミッションだそうです。

牛かつにつけるソースも何種かついてきて楽しいよ。

ジンジャーと胡麻のソースは売れ筋になる感があります。醤油ベースは幅広い層にアピール。和食のイメージを作るのに貢献してくれるでしょう。味噌のソースの酸味が良いね。これ美味しい。好みです。

 

カレー、いくつか試作品も出てきて楽しかった。

レギュラーソースは、ちょっと個性弱いかもね。でもこれくらいにしておかないと、牛かつとの相性を考えると目一杯なのだと理解できます。あくまで牛かつが主役なんですから、当たり前。きちんとカレーライスのカレーライスらしさがあって根っこはちゃんおいいもの。ちゃんとある程度の辛さがあるのもいい。

牛かつに添えるもの、として量は多くないので気持ち辛めでもいいと思います。少し苦味が残るのも好感触。ここにうまく「もと村らしさ」みたいなものを入れていってキャラクターを確立させたいですね。とはいえあくまで牛かつに添えるものと考えねばいけないのであまり個性が強くてもダメかな。

レギュラー+牛タン

牛タン入りです。うーん、牛タンが入るだけなのですが、それだけでかなり印象が違うのが面白いんです。お肉の旨味とかがちゃんと作用してマイルドになっています。奥行き、出るねえ。間違いなく美味しいねえ。これはいいものです。

欧風

美しいブラウンの見た目、牛すじが入ったもので、これはカレーというよりもシチューに近いです。これは牛かつの定食に添えるのではなくて、これだけ単体で販売する価値があります。甘く深い味わいで、煮込み料理として非常にレベルが高いんです。完成度高いなあ。これは牛かつやさんにきたお客さんで牛カツしか選べない、を解消するアイテムとして強い。うまく話題に乗せれば牛かつの店としてやっているにもかかわらず、牛かつ店ではリーチできない層を取り込めるツールになると思うんです。これ、いい。また食べたい。すぐ食べたい。

洋食風

正しくカレーライスだな、と思う基本のカレーライスのカレーソース。いいものです。誰もが食べて「ああ、これこそカレーライスだよねえ」と納得する王道味。とはいえもと村でこれを基準にしていないのは価値だと思います。これはみんながわかりやすいカレーでもと村がやっても意味がない。誰もが知っている味を出さないでもいいと思います。特徴として覚えてもらうのが大変だと思うので。

 

や、おもしろかった。ちゃんと「牛かつ もと村」という世界観の中でのカレーというアイテムを模索していらっしゃっておもしろい。

どんな飲食事業の会社でも、個人店でも、とにかくきびしい。何か「この先」を考えないといけない今、ですね。皆さんが知恵を絞って頑張っていらっしゃって、応援したくなります。

 

おいしい良いものがなくなるのはイヤです。

そしてこういう状況の中でこうやって新しいものを生み出そうと努力をしてらっしゃる会社には好感を覚えてしまいます。