カレーなしよ(新三郷 ボンゴバザール)素晴らしきハラールとの共存マーケット。

仕事柄もあるんですが、外食を欠かさない日々です。外食がなかなか厳しい、難しいと思う人が増えていて複雑な気持ちになっています。リスク回避は大変よくわかるんですが、やめてしまうというチョイスはちょっと違うと思っています。

 

いろいろあるので強くは言えないですが、このコロナ禍という状況。切り口を変えて考えると「コミュニケーションの分断」という側面もあると感じています。

いろいろな手段を持つコミュニケーションというもの、人と人の間に料理の皿を置いてのコミュニケーションというのは大切なものだと思っているんです。そういう大事なものが実る場所を提供してくれているのが外食産業の店の数々で、とても感謝をしています。これがなくなるのは困る。困る人が多いと思う。

たべにいったはなし、お買い物のはなしをしようとしているのにこんな話になってしまうのが2021年初夏の現実です。

とはいえわたしは行きます。リスクヘッジを自分の力で最大限行なって、リスクヘッジを精一杯やっている店に行くのです。外食の火を消してはいけないといつでも思っています。

さて、それはさておき。

 

この日はどうしても不定期にはなるのですが定点観測をしていきたいと思っている場所へ。

それは新三郷の

 

「ボンゴバザール」

 

ハラールマーケットと日本のスタンダードなスーパーマーケットの融合という奇跡のような状態が何事もなく日常に馴染んでいるすごい場所です。本当にすごい。併設されるレストラン「ボンゴカレー」でランチを済ませてきました。さて、スーパーマーケットで買い物をしましょう。

入るといきなりここどこだ感で圧倒されました。バナナの花が大量に陳列されてイチオシで売られています。おかしくないかそれ。隣には青バナナとジャックフルーツ、ドリアンが大量に並ぶという情景。なんということだ。ここはどこのマーケットなのか。そう思います。思うでしょ。

その裏側に行くととちおとめが1パック198円で売られているのがまたいいんだよ。すかさずカゴに放り込みます。

奥へ行くと精肉関係の売り場。冷凍ケースもかなり多いですね。マトンは輸入肉が多いので冷凍物が目につきます。ほらまただ。すごいやつ。目に飛び込んできたのは四つ足そのまんまの1頭を冷凍してあるラム。いやいやいや、驚いた。なんだこの売り方は。アルゼンチン産で14915円也。子羊丸ごと売っているんですよ。頭がクラクラします。

丸鷄が安いんだよね、いつきても。少し前に小型のダクタイルダッチオーブンのレビューで使ったSサイズのものが228円。Mが350円。

確かに小さいサイズですが目を疑う値段です。

そして圧巻のハラール冷凍庫。すべて肉。圧倒されます。

別の並びの冷凍ケースにはニチレイや味の素の餃子なんかも売っていて、そのギャップに面白さを感じてしまうんですよ。

 

弁当・惣菜コーナーがまた楽しい。焼きそばを買おうと手を伸ばすとうっかりハラール対応で。よかったよねえ、ムスリムの人。日本の焼きそば、おいしいでしょう?

チキンパコラ、チキンティッカ、ほうれん草チキンカレー、ビリヤニ。カッティロールとナーン。そんなものが当たり前に並びます。

惣菜の天ぷらにハラールの表記があったり。

しかもしかも。スーパーマーケットには大体お惣菜や弁当を作る厨房が併設されていて、お刺身を切ったりしているところを見られたりしますよね。

もちろんそういう設備もあるし、お刺身きれいだしちょっといいアラとかもでてるし。でもね、このお店、それと並んでタンドール位が設置されてるんですよ。ナーンをその場で焼いてるんだよ。パン窯じゃないよ。タンドール。チキンティッカとかタンドリーチキンも焼きたてなんだよ。おかしくないかこれ(笑)

 

 

これだけ書くと異国のマーケットのように聞こえるかもしれないんですが、ちゃんと麻婆豆腐の素もインスタントコーヒーもヤマモリのタイカレーも売っている。コシヒカリも売っているけどバスマティも一緒に並ぶ。そういう店なんです。

そして野菜や果物が安く、魚が良いものが揃うのも特筆。海鮮丼はやはり買って帰ればよかったなあ。

いつきても大変に刺激を受けます。

この立地とラインナップには何か可能性を感じるんですよ。

 

 

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