カレーですよ4625(甲府 一刀斎)甲府カレーレジェンド。

甲府で行かねばならない唯一のお店とくればここ。甲府のカレーレジェンドはここ。

 

 

カレーですよ。

 

 

本当に久しぶりになってしまったなあ。いや、実はちょくちょく立ち寄るんですよ。立ち寄るんですがどうも以前よりずっと人気のようでね。

並んでいるところを直接見たことはないんですけど売り切れで店が閉まっていることがほとんどだったんですよね。

うむー、しかしこれはとても良いことです。とてもうれしい。

うれしいのだが食べられない。なかなか難しいのであります。

 

久しぶりの、

 

「一刀斎」

 

は変わらずの空気が流れていて本当に嬉しい、ありがたい。

こんな世界になって思い知るのは、その場所がそこに存続してくれている尊さ、ありがたさ、だよねえ。本当に心からそう思います。

さて注文だ。なにも見ずとも決まったあれを。

 

「チキンカレーとコールスロー」

 

お願いします。

 

店のお母さんが早足でホールを駆け回っています。大丈夫です、お母さん。そんなに慌てないで。ゆっくりでいいんです。みんないいこで待っていますから。ゆっくりやってください。急いでくださってありがとう。

 

さあ、やってきたカレー、いつものやつです。

さらさら、その言い方よりもふるふると表現したい感じのカレーソース。なんと言いましょうか、辛さが必要分きちんとあって、なおかつふくよかな旨味。

 

おかしな甘さに頼らない確固とした味。ああ、これが食べたかったんだよ。満足感と多幸感がやってきます。おいしいなあ。

たまに見かける古い喫茶店の、甘み要素が少ない塩味カレー、あるじゃないですか。正直あまりいいなと思うことがないのですが、もしかして、あれをだましてあやしてその一方、大切に育てたブイヨンを惜しまず使う。するとこういう美しい味のカレーライスに転生するのではないかしら。ちょっとそんな想像をしました。

甘さが欲しければ福神漬けで充当すれば良いんです。それもまたますます幸せな道のりとなって満足感を後押ししするんです。

 

で、コールスロー。

ああ、ありがたい。どうこうではなくて、注文をお願いしてはい、とそのまま注文が通る嬉しさよ。

人気から売り切れ多く、なかなか手元までやってこないのですよ。尊いなあ。

一心不乱に皿と向き合って、知らぬ間に寄せ食べをしていたら、こんなに綺麗になくなっちゃいました。

そりゃそうだよね、だって大好きでおいしくて、かけらも残せないもの。

今日はとてもいい日です。こちらこそごちそうさまでした。ありがとうございました。