カレーですよ4919(佐原 だし処 随に(まにまに)MANIMANI)佐原の夜の、おでんとカレーライス。

千葉方面には割とよく出るのです。自分の部屋が東京下町の臨海地区なので、自ずそうなるわけです。

 

 

カレーですよ。

 

千葉は広いです。

気分的には隣町くらいの感覚の市川、船橋あたり。もう少し行った、でもまだまだ近所という気分の津田沼、千葉、蘇我あたり。そこらへんまで出ると、さて遠出だ、どっちに行こうか、という気分になります。では木更津方面に足を伸ばすか、千葉を横断して九十九里、外房方面に行ってみるか。それとも銚子、館山まで走ってみるか。養老渓谷あたりに出てその途中でいすみ鉄道の各駅をのぞいて回るか。色々とお楽しみがあるんですよ、千葉。成田の十三にある飛行機が見える公園なんかも好みです。

で、佐原。昼間ぶらぶらしたいといつも切望する佐原。でもいつもなんか夕方とか夜にたどり着く佐原。サハラは砂漠。佐原は水郷の町。佐原はサハラではなくさわら。古い素敵な街並みが川沿いに続く町です。ちょいと風呂屋に寄ってから今夜もたどり着きました。

そんな場所でひとり、晩飯となりました。その川沿いにあった飲み屋さんが、

 

「だし処 随に」

 

どうやら出汁にこだわった料理を出してくれるお店の様子。カウンターと奥の小上がりのこぢんまりしたいい雰囲気の店内です。店主が一人で回りてらっしゃいました。

さて、まずは目についた「黒おでん」。寒い日のおでん、いいよねえ。

たまご、じゃがいも、こんぶ、厚揚げなど頼んでみます。これがもう美味しくてさ。よくしみた強いけど余計なところがない出汁が実にいい。クルマですからお酒というわけにいかないので、クラフトコーラを合わせてみます。お、こういうのも悪くないぞ。

カウンターの常連さんらしき男性と店主と3人でポツポツとおしゃべりをします。こういうのは気がつけば随分久しぶりでとても楽しいな。

ちょいちょいつまんで、うっかり発見したカレーとあおさの味噌汁を頼んでみました。

 

「鹿肉のインドカレー」

 

お、味噌汁、うまいぞ。

ちょいと苦味があるのがいい感じです。味噌の大豆が底にたくさん残っているのも好みだなあ。

カレーも良かったよ。なんと鹿肉を使っているというね。もったりさせず、トマトベースのすっきりした味と鹿肉。なかなかいいものです。ランチだと目の前を流れる水路を模ったカレーとなるらしくてね。おお、ダムカレーとか暗渠カレーとかそういう類だぞ。楽しくていいよね、そういうの。昼間もくるぞ。

いやホントに今度は昼間、水郷散歩などにきてみよう。

いつも夜じゃあつまらないものね。